東松照明とは?

東松照明(とうまつ しょうめい・1930年生まれ)は、愛知出身の写真家。
大学卒業後上京し、岩波写真文庫のカメラマンとしてそのキャリアをスタートさせる。
奈良原一高(ならはら いっこう)、細江英公(ほそえ えいこう)らと1959年に設立したセルフ・エージェンシー「VIVO」、森山大道(もりやま だいどう)、荒木経惟(あらき のぶよし)らと1974年に開校した「WORKSHOP写真学校」に参加し、戦後の日本の写真界を牽引する中心人物として活躍した。
基地周辺の人物や風景をとらえた「占領」シリーズをはじめ、原爆の記憶を辿った「〈11時02分〉 NAGASAKI」など、時代状況への鋭い視線とともに、写真表現の可能性を切り開いてきた。
1969年に沖縄と出会って以後、基地だけではなく豊かな自然や風俗への関心も深め、その成果は毎日芸術賞や芸術選奨文部大臣賞を受賞した作品集『太陽の鉛筆』(1975年)に纏められた。
1999年に長崎へと拠点を移した後、沖縄にも拠点を作り旺盛な作品制作を展開した。

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現代アート・コレクターの棟田響さんは、引っ越しを機に「新居の、あの壁を埋めたい」という思いから、最初の一点となる現代アート作品を購入した。

しかし棟田さんが購入したのは青木野枝さんの立体作品。

モデレーターの深野が、思わず「壁、埋まらないですよね!?」と切り込むと、棟田さんは笑って「なんか気に入ってしまって」と答えた。

いい生活をしたい。その気持ちに素直に従い、コレクションという意識もなく集まった棟田さんの現代アート・コレクション。

現代アートが、棟田さんの日常に与えたものとは?アート作品に溢れるご自宅で、お話を伺った。

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宮津大輔さんは、1994年に草間彌生の作品を購入して以来コレクションを続け、現在はおよそ400点の作品を所有する日本を代表する現代アートコレクターだ。

国際的にも知られたコレクターだが、その紹介にはいつも「サラリーマン・コレクター」という「肩書」がついていた。そこには一般のサラリーマンでありながら極めて質の高いコレクションを形成していることに対する驚きと尊敬の念が込められている。

今ですら「現代アートを買う」という行為はそれほど一般的ではない日本で、四半世紀も前にそれを始めた動機は何か?どうすれば一般人でも宮津さんのような質の高いコレクションを築くことが出来るのか?

前編では「コレクター宮津大輔はいかにして生まれたか」その生い立ちと目利きになるための秘訣を探るべくお話を伺った。

後編となる今回は現代アートをコレクションすることに興味を持った方のために、アートを購入する際の最初のステップから、常に新しい才能を発掘してきた宮津さんがいま注目している作家まで、「現代アートを買う」という行為についてより具体的なノウハウを伺った。(モデレーター 深野一朗)

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「みんなと同じでは、つまらない。違う道に進んでみたい」

程度の差こそあれ、誰もが抱いたことのある感情ではないだろうか。しかし多くの場合、なんとなく右へならえに甘んじてしまう。実際に、みんなと違う一歩を踏み出せる人は、意外と少ない。その道を30年歩みつづけられる人は、もっと少ない。

笹川直子さんは、「お気楽OLだった」と自身を振り返る1980年代のバブル期に、20歳で現代アートの道に足を踏みいれた。背中を押したのは、”へそ曲がり”な性格と好奇心。周りとは少し違うことがしたかったという。

それから約30年がすぎ、今、笹川さんは会社経営者として忙しい毎日を過ごしている。その生活を送る傍らでは、変わらずにギャラリー通いをつづけ、現代アートのコレクションを楽しんでいるという。へそ曲がりや好奇心だけでは続かなかったであろう、現代アートの魅力とは?笹川さんに話を聞いた。

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子どもの頃に切手収集をしたことがある、という人は一体どれほどいるだろうか。今回インタビューした岡田博義さんも1970年代頃の切手収集ブーム時に夢中になった少年の一人。切手コレクター岡田さんが数センチ四方の小さな紙片にどんな魅力を感じ、夢中になっていたのか。数十冊の切手コレクションファイルを前に切手収集の楽しさを語ってもらった。