ジャック・ピアソンとは?

ジャック・ピアソン(Jack Pierson・1960年生まれ)は、アメリカ・マサチューセッツ州出身のアーティスト。
日常への哀切なフェティシズムを感じさせるスナップ写真で知られ、ナン・ゴールディン(Nan Goldin)やフィリップ・ロルカ・ディコルシア(Philip-Lorca diCorcia)など、写真の話法に共通した特徴がある「ボストンスクール(Boston School)」の一人。1970年代半ばから1980年代初頭にかけてボストンの美術大学や学校を卒業した写真家たちが活躍し始めたことから名づけられた。
写真を主な表現方法として使用しているが、オブジェ制作やドローイング、コラージュなど制作方法は多岐に渡る。メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art、通称:The Met)、ホイットニー美術館(Whitney Museum of American Art)、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館(Solomon R. Guggenheim Museum)、ロサンゼルス現代美術館(Museum of Contemporary Art, Los Angeles、通称MOCA)、サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)など多くの美術館に作品が所蔵されている。

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※こちらはTOPMuseum Podcast「#01ゲスト・トーク|塩塚モエカ(ミュージシャン)×藤村里美(学芸員)【アヴァンガルド勃興】(前編)」のトークを編集した記事です。

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TARO NASU那須太郎は話す「60年代のコンセプチュアル・アートを抜きに、現代美術を本当に理解できるのか疑問なのです」

「IF THE SNAKE もし蛇が」という、心をざわつかせるタイトルを掲げた国際展「岡山芸術交流2019」が2019年9月27日に開幕する。

会期中は、岡山市内の歴史文化施設を会場に、18組の作家によるコンセプチュアル・アート作品をみることができる。「アート=絵画鑑賞」というイメージをもつ方ほど刺激を受ける内容となるはずだ。

その総合ディレクターをつとめるのが現代美術を取り扱うギャラリー「TARO NASU」代表の那須太郎さん。那須さんは1998年に江東区佐賀町の食糧ビルディングでギャラリーをはじめ、2008年に千代田区馬喰町に移転。そして2019年港区六本木に拠点を移し現代美術を紹介している。

興味深いのは、TARO NASUがコンセプチュアル・アートを中心に取り扱っていること。那須さん自身「モノじゃないようなもの」と形容する作品にスポットをあてる理由とは?現代アート・コレクターの棟田さんが話を聞いた。

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ビデオアーティストCOBRAの原点回帰「言葉で説明できないもの」

ごく普通の世間的主題や美術史を軽妙に取り入れた映像作品を多く発表しているCOBRAさん。アーティスト・ラン・スペース「XYZ collective」のディレクターとしてその名を耳にしたことがある人も多いのではないだろうか

シュールでユーモア溢れる作品は、鑑賞者をたちまちCOBRAワールドへと引きずりこむ。そのインパクトは日本を飛び越え海外にも伝播し、ニューヨークやチューリッヒのギャラリーでも展示をおこなっている。

直近ではMISAKO & ROSENで加賀美健さんとの二人展「Romantic Comedy」を開催。「アクション」「パフォーマンス」といった美術の形式を取り入れた作品を発表した。近年はアートフェアに囚われるコレクターを揶揄する作品を作るなど批評性にも磨きがかかる。そんなCOBRAさんに今後の展望を尋ねると「原点回帰」と語ってくれた。

COBRAさんの「原点」とはどこにあるのだろう。新たなスタートラインに立とうとしているCOBRAさんに、本企画モデレーターでアート コレクターの深野一朗さんが質問をぶつけた。