九分仕立てとは?
ビスポークシューズに採用されている靴製法の一つ。手作業で甲革部分(アッパー)と底部(ソール)を縫い合わせる「ハンドソーン・ウェルテッド製法」の後半に行なう出し縫い、もしくは出し縫い以降の行程を、手縫いでなく専用の出し縫いミシンで縫う仕立て方法。「行程の約90%を手作業でつくる」ことから「九分(くぶ)仕立て」と呼ばれている。
因みにマシンで行った場合には数分で出来るのに対し、ハンドメイドでは片足を縫い上げるのに熟練の職人さんでも30分〜1時間程度の時間を要すると言われている。