MUUSEO SQUARE
コンソールテーブルのことで、エントランスなどの飾り棚として背部を壁面につけて設置する小型のテーブルを指す。一般的に奥行きの浅い小さなテーブルで、花瓶や装飾品などを飾るための台として用いる。17世紀頃からイタリアで流行が始まり、ヨーロッパ各国に広まったとされる。玄関だけでなくリビングでも、アートやオブジェなどを飾ることで空間を華やかに彩ることができる。2本脚の商品が主流だが、近年は4本脚や引き出しが付いているものもある。
無垢の木のオーダー家具ができるまで —アオゾラカグシキ會社—
家具についてインターネットで調べていると、「クラシックスタイル」といった言葉を多く目にする。どこの地域の「古典的な様式」の家具なのかそこからは読み取れず、ローカルから離れて均質化されきったことを感じさせるが、家具一つひとつには、これまで積み重なってきた歴史や作り手の考えが反映されていることは間違いない。そこを掘り下げると家具をもっと面白がれる軸ができる気がする。
木考Vol.3 オークとナラを知る
こんにちは。ミューゼオ・スクエア編集部の高橋です。樹形の堂々とした出で立ちから、ヨーロッパでは「森の王」と呼ばれるオーク。また、日本の北海道産のナラは世界でも品質が高い木材として知られています。硬く傷もつきにくいため、家具はもちろん、ウィスキー樽や船舶など昔から様々なところで重宝されています。この記事ではオークとナラの種類や、オーク・ナラ特有の木目、耐久性などの特徴を掘り下げて紹介していきます。
図鑑:日本・オデオン盤のビートルズ・レコード
日本のビートルズファンが手にしたレコードの多くは、「オデオン盤」か「アップル盤」だろう。初期のビートルズ・レコードを多く扱っていたオデオン盤を、図鑑として紹介。キャッチコピーを記載した”ジャケ帯”など、日本独自のカルチャーで発達した「日本・オデオン盤」のビートルズ・レコードが楽しめる図鑑になっています。英国で発売されたレコードと比較しながら眺めると、より一層楽しめます。
モノラル
ステレオ
マトリックス
マスタリング
ほぞ
コンソール
化粧合板
スツール
オデオン
パーロフォン
革の表情を自在にあやつる魔術師。染革工場カナメの染色、加工の匠の技にふれる。
革の素材としての良し悪しは、タンナーのなめしの力が大きい。しかし、革の見た目の表情や質感は、なめしの後の、仕上げの工程によって大きく左右される。染革工場カナメは、革の染色や加工といった仕上げのプロ。これまで、たぐいまれなる技術力と感性によって、独創的な革を手がけてきた。革の表情を自在にあやつる魔術師、染革工場カナメの匠の技を、とくとご覧あれ。
いざエキゾチックレザーの革工房見学へ! 革の王様ワニ革が出来るまで
ワニ革を始めとした爬虫類革は、「エキゾチックレザー」とも呼ばれる。今回訪れた藤豊工業所は、エキゾチックレザーの専門タンナー。ワニ革をなめすことができるのは、世界でも20数社、日本では6社しかないといわれる。そんな希少なワニ革をなめす工程を見学させてもらうとともに、工房で実際の製品になった姿も見せてもらった。革の王様ともいわれるワニ革を中心に、未知なるエキゾチックレザーの世界を取り上げる。
ボクのファッション史。
メンズファッションに通じる倉野路凡さんが今気になるモノ、従来愛してやまないモノについて綴る連載です。初回は倉野さん自身が影響を受けたファッショントレンドやブランドについて。なにやら話は多感な中学生時代まで遡るようで……。
毎日だしを取るのも、時々のおもてなしにも。 愉しんで使いたい、田邊屋の「かつお節削り器」
毎朝鰹節を削り、だしを取る−−−そんな暮らしに憧れつつ、三日坊主になりはしないかと思うと手が出ない。そんなイメージを取り去ってくれたのが、乾物屋の老舗・田邊屋。今回は「京都台所道具見本帖」番外編、「かつお節削り器」の使い方。