日本オデオン赤盤『ビートルズ!』
レコード番号 OR-7041
記念すべき日本のデビューアルバム。
この時代はモノラルが主流だった。
曲順は日本独自のもの。ジャケットは英国オリジナルでは2枚目のアルバム、米国ではデビューアルバムに使われたものと同じ。
静電気が起きにくい赤盤のレコードは初期の象徴で、コレクターにも人気。徐々に黒盤に変わっていった。
日本オデオン赤盤『ビートルズ NO.2!』
レコード番号 OR-7058
日本での2枚目のアルバム。
これも曲順は日本独自のもの。モノラル。
ジャケットは、米国のセカンドアルバムと同じデザインだが、表面のCAN'T BUY ME LOVEが、米国盤ではSHE LOVES YOUである。
日本オデオン赤盤『A HARD DAY'S NIGHT』
レコード番号 OP-7123
ビートルズ初期の最高傑作。日本での3枚目のアルバムは初めてステレオでリリースされた!
英国オリジナルは、全く違うデザインで、日本だけのこのジャケットは海外コレクターに人気がある。日本のアルバム名は、映画邦名と同じ『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』だが、この水野晴男が付けた名前を私はあまり好きになれない。。
全曲カヴァーなしのビートルズのオリジナル曲で構成されており、リーダージョンレノンの魅力が満載のアルバム。
日本オデオン赤盤『BEATLES FOR SALE』
レコード番号 OP7179
日本で4枚目のアルバムは、英国オリジナルと同じデザイン、同じ曲となったが、日本題は「ビートルズ '65」と、なんとアメリカ盤の名前が付けられた。微妙にアルバムの英文字ロゴも赤くて大きい!
ビートルズの内省面が表現された黒っぽい曲が特徴。
日本オデオン赤盤『ビートルズ NO.5』
レコード番号 OP7103
ビートルズ5枚目のアルバムも日本独自のもの。ジャケットは、米国盤のBEATLES'65に倣って制作された。モノラル盤。当時は、あまり人気のあるアルバムではなかったので、今は逆に貴重!
日本オデオン赤盤『HELP!』
レコード番号 OP7387
6枚目のアルバムは、同名映画で使われた曲中心のサントラ盤として制作された。これ以降の正規盤は英国とジャケット、曲とも同じものとなる。
一曲目のHELP!は、天才ジョンの素晴らしい作品。バックコーラスとのかけ合いから、サビに続いて盛り上がっていく展開はセンスを感じさせる。
日本オデオン赤盤『RUBBER SOUL』
レコード番号 OP7450
ビートルズ日本の7枚目のアルバムは、英国オリジナルと同じジャケットと曲となったが、日本ではステレオのみの発売となった。
メンバーの曲作りの姿勢が変わり始めた頃で、トータルアルバムの要素が強くなっている。
音楽的にも拡がりを見せ、聴きごたえ十分!
日本オデオン赤盤『PLEASE PLEASE ME』
レコード番号 OP7548
ビートルズは、1966年6月に一度だけ来日した。武道館でのライブは当時の社会現象とまでなった。その来日を記念して、2枚のアルバムが発売された。英国のデビューアルバムPLEASE PLEASE MEと2枚目のWITH THE BEATLESだ。曲は同じであったが、なぜか曲順が変えられており、ジャケットデザインも全く別のもの…なぜ?
日本オデオン赤盤『WITH THE BEATLES』
レコード番号 OP7549
もう一枚の来日記念盤は、『With the Beatles』
英国stereo盤と同じだが、曲順が異なる。中の写真集がカッコいい!
当時の価格が1800円から2000円に移行する際、税金の関係で一時的に1750円となり、ジャケットの裏の価格に改訂シールを貼ったりしていた。これはその当時のモノ。
日本オデオン赤盤『REVOLVER』
レコード番号 OP7600
ラバーソウルに続き、スタジオでの実験的な音作りに没頭したビートルズは、全く新しいアルバムを創り上げた。中期のビートルズの名盤である。世間的には次に発売されるサージェントペパーズのアルバムの評価の方が高いが、私はこちらの方が完成度は高いと思う。
ジョージの曲がA面の最初を飾るのも初めて。
日本オデオン赤盤『A COLLECTION OF BEATLES OLDIES』
レコード番号 OP8016
ビートルズ初期のヒット作を集めたベスト編集盤。英国オリジナルと日本は同じだが、英国盤の裏ジャケットの写真は左右逆ポジ。日本さ盤の方が写真としては正しい。次の写真は日本盤の裏ジャケ、その隣は英国盤の裏ジャケ。
最も知っている曲が多かったという理由で、私が最初に買ったアルバム。何度も聴いたので曲順が懐かしい?
日本オデオン赤盤『SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND』
レコード番号 OP8163
日本オデオン赤盤『SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND』
ロック界の最高峰といわれるトータルアルバム。ビートルズが、架空のサージェントペパーズロンリーハーツクラブバンドになりきって、コンサート調に曲が進行するアイデアは、ポールの発案。このアルバムから以降、ビートルズのリーダーはジョンからポールに移って行く。。ドラッグに溺れたビートルズの感性は、素晴らしい!
日本オデオン赤盤『MAGICAL MISTERY TOUR』
レコード番号 OP9728
テレビ映画マジカルミステリーツアーのアルバム。英国オリジナルは、2枚組のEP盤発売であったが、米国の独自編集盤は、この映画とは関係ないが当時のビートルズのシングル等の曲を集めてB面にして、1枚のLPアルバムとした。日本は、両方オデオンから発売されたが、こちらのアメリカ仕様が世界標準となった。
映画は大失敗で、酷評だった。オデオンのレーベルはここまでで、ホワイトアルバム以降はお馴染みのアップルレーベルとなる。
日本アップル赤盤『THE BEATLES』
レコード番号 AP8570〜71
ビートルズがアップルレコードを立ち上げた最初のアルバム。ここからおなじみのりんごマークのレーベルとなって行く。
真っ白なデザインにシリアルナンバーが入ったジャケットで、3桁以下の若い番号は人気で中古の価格が高い。1番はジョンレノンが、欲しいと言って、持ち帰ったらしい。
日本アップル赤盤『YELLOW SUBMARINE』
レコード番号 AP8610
同名アニメ映画のサントラ盤。A面はビートルズのナンバーだが、B面は映画の音楽プロデューサーも務めたジョージマーティンのインスト。
映画は新進イラストレーター達のユニークなタッチのアニメが好評だったが。アルバムの評価はいまいち?
ビートルズ自身にも、あまり思い入れの無い曲は「イエローサブマリンにでも入れといたら?」的な発言があったとか?
日本アップル赤盤『ABBEY ROAD』
レコード番号 AP8815
発売はLET IT BEが後になったが、実際の制作はこのアルバムがビートルズ最後のものとなった。7年間のビートルズの活動期間中、最高傑作だろう。私の最も好きなアルバムでもある。
A面の各人の個性際立つ曲、特にジョージのSOMETHINGは、素晴らしい出来で、今やイエスタデイに次いでカヴァーの多い曲となっている。
しかしこのアルバムの聴きどころはB面。
美しいハーモニーとメドレーは圧巻!とにかく聴いてほしい一枚。
日本アップル赤盤『HEY JUDE』
レコード番号 AP8940
このアルバムは、ビートルズのアメリカ編集版。これまでアルバ ムに収められなかったシングルを集めたもの。ビートルズは当初、シングルで買った曲をファンに二度買いさせたくないという配慮から、シングルでアルバム未収録の曲がいくらかあった。そういった曲を一枚に仕上げたというレコード会社の配慮?なので、時代は初期から後期まで幅広くまたがっているが、アメリカのファンにとっては、ありがたかったろう。
日本アップル赤盤『LET IT BE』
レコード番号 AP80189
ビートルズのラストアルバム。
コンサート活動を辞め、個人活動ばかりになっていたビートルズが、ポールの呼び掛けによって、昔に戻って一緒に演奏を行ない、アルバム制作をしようと試みたゲットバックセッションは、結局まとまらず尻切れトンボとなった。
その中途半端な曲をフィル・スペクターがアレンジ、プロデュースして発売したアルバム。
ポールは、分厚くリメイクされ過ぎた曲を嫌い、発売には反対だったが、皮肉なことに日本では、最も売れたアルバムとなった。
日本アップル赤盤『YESTERDAY AND TODAY』
レコード番号 AP-80061
アメリカキャピトル編集盤の日本盤です。ドライブマイカーで始まりデイトリッパーで終わる11曲。久しぶりに聴くと曲順が新鮮!
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