中村一美とは?

中村一美(なかむら かずみ・1956年生まれ)は、千葉出身の美術家。
もの派」の榎倉康二(えのくら こうじ)に師事する。1980年代始めより発表を開始し、当初は「Y型」と呼ばれるY字形のモティーフによる表現主義的な絵画作品によって注目された。その後「斜行グリッド」「開かれたC型」「連差-破房」「破庵」「採桑老」「織桑鳥(フェニックス)」などのシリーズを相次いで制作、今日における絵画空間とその意味性についての探究を、精力的かつ持続的に展開した。

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渋谷にある現代アートのギャラリーNANZUKAは、田名網敬一や空山基など才能は認められていても、芸術としてみなされる機会がなかった作家の作品を、アートの文脈にのせ、世界に勝負を仕掛けている。

NANZUKA代表の南塚真史氏は、どのような姿勢でアートと向き合うのか。現代アート・コレクター/大学教授の宮津大輔氏に話を聞いて頂いた。