中西夏之とは?

中西夏之(なかにし なつゆき・1935年生まれ)は、東京出身の美術家。
絵画を主体としつつも、オブジェやインスタレーションの制作、パフォーマンス、リヨン・オペラ座などの舞台装置を手がけるなど、その幅広く表現活動を行う。とくに平面作品に深く向き合い、絵画という概念自体について熟考しながら制作活動を行い、空間への緊張を表現してきた。
高松次郎(たかまつ じろう)や赤瀬川原平(あかせがわげんぺい)とともに前衛芸術グループ「ハイレッド・センター」を立ち上げ、従来の美術の枠組みを超えた芸術運動を行うなど、戦後のアートシーンを牽引した。

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こんにちは、ミューゼオ・スクエア編集部の佐々木です。突然ですが、こちらの写真を見てください。

元建築士が営むミリタリーウォッチの聖域。アンティーク時計店「Curious Curio(キュリオスキュリオ)」。_image

元建築士が営むミリタリーウォッチの聖域。アンティーク時計店「Curious Curio(キュリオスキュリオ)」。

華やかなトップブランドが軒を連ねる表参道。そこから10分ほど歩いた閑静な住宅街にアンティーク時計店「Curious Curio(キュリオスキュリオ)」はあります。

オーナーの萩原秀樹さんは、建築士からアンティーク時計店に転身した異色の経歴の持ち主。ミリタリーウォッチを中心とする独自のセレクトについて、服飾ジャーナリストの倉野路凡さんがインタビューしました。

作り手の偏愛と熱量が溢れ出る腕時計。世にも奇妙な「GEEK WATCH」のお話_image

作り手の偏愛と熱量が溢れ出る腕時計。世にも奇妙な「GEEK WATCH」のお話

「その時はやってきた」。

これは、初代「Apple Watch」発売時のキャッチコピーだ。今や、老若男女がスマートフォンを握りしめ、何千何万の機能を持ち運ぶ時代が到来した。だが、そのはるか以前から腕に機能を集約するということは研究者たちの憧れであり夢だった。

もっとも象徴的なプロダクトは腕時計だろう。時を計るための機能に加え、どんな機能を搭載するかという競争にメーカーは技術の粋を尽くしてきた。

そんな作る側の熱量と偏愛とも呼ぶべきセンスが反映された腕時計を「ギーク・ウォッチ」と命名した男がいる。コレクターのドナルド・ムネアキ氏だ。

氏は南青山にあるワタリウム美術館の地下、「on Sundays」というミュージアムショップの一角に自作のアトリエを構え、そこにずらりと腕時計を並べて販売している。その数はなんと400本以上。

生産国やメーカーの垣根がなく、膨大な量のアーカイブ群から銘品を発掘するのは、並大抵の知識と労力ではできないはずだ。今回、「ギーク・ウォッチ」の背景や魅力について、ドナルド博士(敬意を込めて)に教鞭を振るっていただいた。

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現代アートコレクション400点、すべてが宝物。宮津大輔さんのコレクターとしての矜持

世の中には、さまざまなモノのコレクターがいる。しかし美術品、特に現代アートをコレクションするとなると、どことなく敷居の高さを感じてしまう人も多いようだ。それはひとえに「現代アートってよくわからない」からではないだろうか。

そもそも現代アートとは何だろうか。絵画や彫刻ならただの「アート」でよいのに、そこに敢えて「現代」と付くのは何故か。

そこで当連載企画では『What Is 現代アート!?』と題して、現代アートを取り巻くプレイヤーたちにお話を伺い、現代アートとは何か、それをコレクションするというのはどういうことか、について解き明かしていきたい。(モデレーター 深野一朗)