中西夏之とは?

中西夏之(なかにし なつゆき・1935年生まれ)は、東京出身の美術家。
絵画を主体としつつも、オブジェやインスタレーションの制作、パフォーマンス、リヨン・オペラ座などの舞台装置を手がけるなど、その幅広く表現活動を行う。とくに平面作品に深く向き合い、絵画という概念自体について熟考しながら制作活動を行い、空間への緊張を表現してきた。
高松次郎(たかまつ じろう)や赤瀬川原平(あかせがわげんぺい)とともに前衛芸術グループ「ハイレッド・センター」を立ち上げ、従来の美術の枠組みを超えた芸術運動を行うなど、戦後のアートシーンを牽引した。

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「IF THE SNAKE もし蛇が」という、心をざわつかせるタイトルを掲げた国際展「岡山芸術交流2019」が2019年9月27日に開幕する。

会期中は、岡山市内の歴史文化施設を会場に、18組の作家によるコンセプチュアル・アート作品をみることができる。「アート=絵画鑑賞」というイメージをもつ方ほど刺激を受ける内容となるはずだ。

その総合ディレクターをつとめるのが現代美術を取り扱うギャラリー「TARO NASU」代表の那須太郎さん。那須さんは1998年に江東区佐賀町の食糧ビルディングでギャラリーをはじめ、2008年に千代田区馬喰町に移転。そして2019年港区六本木に拠点を移し現代美術を紹介している。

興味深いのは、TARO NASUがコンセプチュアル・アートを中心に取り扱っていること。那須さん自身「モノじゃないようなもの」と形容する作品にスポットをあてる理由とは?現代アート・コレクターの棟田さんが話を聞いた。