セザンヌとは?

ポール・セザンヌ(Paul Cézanne・1839年生まれ)は、フランス出身の画家。
1861年、画家を志してパリに向かいクルーベ(Gustave Courbet)やマネ(Édouard Manet)に大きな影響を受けるほか、モネ(Claude Monet)やルノワール(Claude Monet)ら印象派の画家たちとともに活動した。
1880年代からグループを離れ、伝統的な絵画の約束事にとらわれない独自の絵画様式を探求。19世紀の芸術概念から20世紀初頭に発生した新しく過激な前衛美術の架け橋を築いた画家として評価され、特にキュビスムにおける芸術概念の基礎となった。
ポール・ゴーギャン(Paul Gauguin)、ヴィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)とならんで3大後期印象派の1人として、美術史に名を刻んでいる。

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近代日本写真史における前衛写真は、海外から伝わってきたシュルレアリスムや抽象美術の影響を受け、1930年代から1940年代までの間に全国各地のアマチュア団体を中心に勃興した写真の潮流です。活動期間が短く、またピクトリアリズム写真やリアリズム写真といった潮流の間に位置することでこれまではあまり顧みられていませんでした。しかし、ここ数年福岡や名古屋をはじめとする各地の美術館により研究が進み、海外の展覧会でも展示される機会も増えています。

今回はオルタナティブ・ロックバンド「羊文学」ボーカル・ギターの塩塚モエカさんをお招きし、東京都写真美術館学芸員の藤村里美さんと展示を観ながら言葉を交わしました。新しい表現を模索した作家の足跡を、前衛写真を塩塚さんはどのように観たのでしょうか。

※こちらはTOPMuseum Podcast「#01ゲスト・トーク|塩塚モエカ(ミュージシャン)×藤村里美(学芸員)【アヴァンガルド勃興】(前編)」のトークを編集した記事です。