クレメント・グリーンバーグとは?

クレメント・グリーンバーグ(Clement Greenberg・1909年生まれ)は、アメリカ出身の美術評論家。
「パルチザン・レヴュー」、「ネーション」等の雑誌で批評活動を展開し、20世紀半ばのアメリカ現代美術に多大な影響を与えた美術批評家として知られている。
芸術を「アヴァンギャルド(前衛)」と「キッチュ(俗悪なもの)」に分類し、近現代美術は消費社会によって引き起こされた大衆文化に抵抗する手段であると批評した。後にハンス・ホフマン(Hans Hofmann)に影響され、内在的かつ形式的批評を推進した。

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シュールでユーモア溢れる作品は、鑑賞者をたちまちCOBRAワールドへと引きずりこむ。そのインパクトは日本を飛び越え海外にも伝播し、ニューヨークやチューリッヒのギャラリーでも展示をおこなっている。

直近ではMISAKO & ROSENで加賀美健さんとの二人展「Romantic Comedy」を開催。「アクション」「パフォーマンス」といった美術の形式を取り入れた作品を発表した。近年はアートフェアに囚われるコレクターを揶揄する作品を作るなど批評性にも磨きがかかる。そんなCOBRAさんに今後の展望を尋ねると「原点回帰」と語ってくれた。

COBRAさんの「原点」とはどこにあるのだろう。新たなスタートラインに立とうとしているCOBRAさんに、本企画モデレーターでアート コレクターの深野一朗さんが質問をぶつけた。