ロックバンド・アートミュージアムとは?

ロックバンド・アートミュージアム(上海外灘美術館)は、ロックフェラーグループにより2010年に上海に開設した現代美術館。
1人のアーティストに焦点を当てた展示方法で、作家の作品を間近でじっくり見られることが特徴的。蔡國強(Cai Guo-Qiang)、ウーゴ・ロンディノーネ(Ugo Rondinone)、フェリックス=ゴンザレス・トレス(Félix González-Torres)、フィリップ・パレーノ(Philippe Parreno)といった国際的なアーティストたちの個展を開催し、現代美術の発信拠点としてアートシーンを牽引してきた。

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観るのと買うのは、世界が違う。笹川直子さんは、現代アートに育てられた

「みんなと同じでは、つまらない。違う道に進んでみたい」

程度の差こそあれ、誰もが抱いたことのある感情ではないだろうか。しかし多くの場合、なんとなく右へならえに甘んじてしまう。実際に、みんなと違う一歩を踏み出せる人は、意外と少ない。その道を30年歩みつづけられる人は、もっと少ない。

笹川直子さんは、「お気楽OLだった」と自身を振り返る1980年代のバブル期に、20歳で現代アートの道に足を踏みいれた。背中を押したのは、”へそ曲がり”な性格と好奇心。周りとは少し違うことがしたかったという。

それから約30年がすぎ、今、笹川さんは会社経営者として忙しい毎日を過ごしている。その生活を送る傍らでは、変わらずにギャラリー通いをつづけ、現代アートのコレクションを楽しんでいるという。へそ曲がりや好奇心だけでは続かなかったであろう、現代アートの魅力とは?笹川さんに話を聞いた。