ガジアーノ&ガーリングとは?

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ガジアーノ&ガーリング(Gaziano Girling)は、2006年イギリス・ノーザンプトンに設立された靴ブランド。ジョージクレバリー(George Cleverley)やエドワードグリーン(Edward Green)でキャリアを築いた2人、トニー・ガジアーノ(Tony Gaziano)とディーン・ガーリング(Dean Girling)によって立ち上げられた。また、ビスポーク責任者のダニエル・ウェーガン(Daniel Wegan)は靴づくり世界大会の優勝者であるなど、他にも工場の各工程を支える職人は超一流ブランドでの経験豊富な名人ばかり。
「他のブランドには不可能だと思う靴を作る」ことを掲げ、ビスポークの要素を既製靴に持ち込んだ初めてのブランド。自らのアイデンティティーを「クラシック・デザインでありながら、最高級のビスポーク靴とレディトゥウェア靴を同時に作り出す稀有さ」と表現している。
イギリス・ロンドンにある紳士服の聖地サヴィル・ロウ(Savile Row Street)に直営店を構えている。

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John Lobb、Alden、Church’s……、名作革靴ブランドのブラックレザーを比較分析!

John Lobb(ジョンロブ)、Alden(オールデン)、Church’s(チャーチ)など錚々たる名ブランドの靴たち。ベーシックカラーと捉えられ、一見同じように見える黒色の革靴たちも、見る人が見れば革質によって青みがかっているのか、赤みがかっているのかその微細な違いが見えてくるという。ファッションジャーナリスト・飯野高広氏が黒色の世界を深掘りする。

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幕開けを迎える中国靴 ー名も無きビジネスシューズー

千葉県印西市に店舗を構えるレザーショップ「LEATHER PORT」。

当ショップの代表ブランド「名も無きビジネスシューズ」は、丹念な手作業でしか出現しない優美なフォルム、テーパードされたピッチドヒール、絞り込まれたウエストなど、数多くの美点を備えた「ハンドソーン10分仕立て」の一級品だ。

そんなマスターピースを生み出しているのは、中国南部で活動する名も無き靴職人だという。一体、中国の靴業界では何が起きているのだろうか。

無類の革製品好きであるライターのOyaが「LEATHER PORT」代表、井熊氏に伺ったお話を、前後編に分けてお届けしたい。

前編となる本項では、「名も無きビジネスシューズ」のディティールに迫る。

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EDWARD GREEN(エドワードグリーン)、変わらないロジカルなものづくり

わが国でも三陽山長やRENDOなど、木型にしっかり美意識を込めた既製の紳士靴が近年多くなっています。が、その原点として位置付けられるメーカーはイギリスのEDWARD GREEN(エドワードグリーン)ではないでしょうか。

今回は服飾研究家の飯野高広さんと、そのオーセンティックな美しさに迫っていきます。話題は木型の変遷からペットネームの名付け方まで拡がりました。聞き手はミューゼオ・スクエア編集長の成松です。

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愛せる革靴を探す旅。今回は装飾性の高い千両役者、ウイングチップ(フルブローグ)を深掘りしていきます。

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