アラン・フラッサーとは?
アラン・フラッサー(Alan Flusser・1945年生まれ)は、アメリカ出身の服飾デザイナー。1985年に自身の名を冠したブランドを立ち上げる。
アメリカのブランドでありながらイングリッシュ・ドレープシルエットに傾注した作風で、創立当初から通な服好きの注目を集めた。
1987年公開のアメリカ映画『ウォール街(Wall Street)』のマイケル・ダグラス(Michael Douglas)の衣装を担当。1985年にはファッション界のアカデミー賞と称され、アメリカのファッション界では最も権威があるとされる「コティ賞」、1987年には「カティ・サーク賞」と、当時のメンズファッションの特別賞も受賞している。また、『ヴァニティ・フェア(Vanity Fair)』誌が選ぶ「世界のベストドレッサー」に過去20年間にわたり登場している。
日本ではオンワード樫山やリーガルコーポレーションがライセンス商品を展開していたが、1990年代以降は次第にニューヨークのアトリエでのビスポーク(カスタムメイド)に軸足を移し、今日ではそちらに完全に専念している。