「クラシックだから」の一言で片付けたくない。英国ブランドが世界中で愛されるのはなぜか?
ファッションの世界は不思議だ。
いつの時代にも「流行り」が誕生し、人々は最先端のデザインや素材に魅了される。
しかし、流行りを追い続けるとふと「基本(スタンダード)」に戻りたくなる。クラシックウェアと呼ばれる、英国的な紳士の服装。年齢を重ね、仕事の責任が大きくなる、立場的なものが関係しているのかもしれない。
東京の青山に本店を構え、創業から50年以上が経ち、英国ブランドの輸入総代理店を努める渡辺産業が運営する「BRITISH MADE」は、そんな英国のクラシックウェアが集まっているショップだ。
書籍「紳士服を嗜む」を執筆した飯野高広さんをナビゲーターに、BRITISH MADEが発信する「英国プロダクト」の真髄を探った。
いつの時代にも「英国」がクラシックウェアの中心に存在するのには、理由がある。