MUUSEO SQUARE
革をなめす段階でたっぷりの油分を含ませたレザーのこと。上品な光沢があり、しっとり柔らかく、マットな風合いが特徴的。他の革と比較して汚れが付きにくく、傷がついてもあまり目立たず、多少の水分はオイルが弾いてくれるという利点もある。使用することで染みこませたオイルが徐々に溶け出してツヤが出るため、エイジングレザー・経年変化レザーとして人気がある素材。防水性に長けるところからワークブーツ・デッキシューズ・登山靴などに多く用いられる。
チャーチにエドワードグリーン。グラデーションも美しい革靴ブランドの茶色を独自の視点で解説。
服飾ジャーナリスト飯野高広氏がChurch's(チャーチ)のBracken(ブラッケン)や、Edward Green(エドワードグリーン)のChestnut(チェスナッツ)など、ブランドごとに個性が光る茶色を比較。少しづつ違うレザーの魅力をマニアックに綴ります!
実用性で選ぶ?それともスタイル?僕らのビジネスバッグ選びのマイルール
電子デバイスの進化著しい昨今。スマートフォン一つあれば移動から書類作成まで対応できるようになりました。合わせて変化してきたのが持ち物と鞄。セキュリティの関係で書類の持ち出しを禁止する企業も出てきました。遠くない将来、出社しなくてもリモートで仕事をするのが当たり前になるのかもしれません。ただ、鞄は荷物を運ぶ実用品という側面と、洋服と同じく持つ人の個性を象徴するモノという側面の二面を持っています。仕事のスタイルが多様化していく中で、鞄に軽さや容量といった機能性を求めるのか、それともトラディショナルな見た目を求めるのか。今回、ファッションジャーナリストとして活躍する飯野高広さんと倉野路凡さんをお招きし、ミューゼオ・スクエア編集長とビジネスバッグを選ぶ基準について語り合いました。三者三様のこだわりが見えてきた仕事鞄鼎談(ていだん)を2回に分けてお届けします。まず前編は、ビジネスバッグを選ぶときのマイルールについて掘り下げていきます。
素材別!ファッションジャーナリストが語り合う「いま選びたいメンズバッグブランド」。
仕事のスタイルが多様化していく中で、鞄に軽さや容量といった機能性を求めるのか、それともトラディショナルな見た目を求めるのか。服飾ジャーナリストとして活躍する飯野さんと倉野さん、そしてミューゼオ・スクエア編集長の成松がビジネスバッグについて語り合いました。ブライドルレザーが好きな飯野さんに対し、ボックスカーフを愛する倉野さん。鞄は実用品と割り切って使用する成松と、前編は三者三様のマイルールについて掘り下げてきました。後編では、それぞれのルールがある中で「いま選びたい鞄ブランド」について素材別(レザー、キャンバス、ナイロン)に話をお聞きします。
「クラシックだから」の一言で片付けたくない。英国ブランドが世界中で愛されるのはなぜか?
ファッションの世界は不思議だ。いつの時代にも「流行り」が誕生し、人々は最先端のデザインや素材に魅了される。しかし、流行りを追い続けるとふと「基本(スタンダード)」に戻りたくなる。クラシックウェアと呼ばれる、英国的な紳士の服装。年齢を重ね、仕事の責任が大きくなる、立場的なものが関係しているのかもしれない。東京の青山に本店を構え、創業から50年以上が経ち、英国ブランドの輸入総代理店を努める渡辺産業が運営する「BRITISH MADE」は、そんな英国のクラシックウェアが集まっているショップだ。書籍「紳士服を嗜む」を執筆した飯野高広さんをナビゲーターに、BRITISH MADEが発信する「英国プロダクト」の真髄を探った。いつの時代にも「英国」がクラシックウェアの中心に存在するのには、理由がある。
耐久性を高めるオイルドレザー(クロムエクセル)のお手入れ方法
ワークブーツやアウトドアブーツなどによく用いられているオイルドレザー。撥水性を高めたり、足なじみをよくしたりするために油分を通常より多く加えた革には、その機能性を維持するためのお手入れが不可欠です。
革靴の素材「スエード」のルーツや特徴。ヌバック・ベロア・バックスキンとの違いについて
革の歴史や特色について解説していく連載「革づくりの真髄を知る」。一口に「革」といっても、スムースレザーやオイルドレザー、起毛革など、様々な革が存在します。今回は、秋冬にぴったりの起毛革の一つ「スエード」を取り上げます。
原点のファッションがあるから、素材や違いをより楽しめる。クラシッククロージングを語る【鼎談 番外編】
春夏のクラシッククロージングについて語る鼎談・番外編。集まったのは、過去から現在までのクラシッククロージングを知り尽くす服飾ジャーナリストのおふたり、飯野高広さんと倉野路凡さん、何よりもあらゆる素材を愛するミューゼオスクエア編集長の成松です。前後編と2記事にわたりお届けしてきた当企画ですが、まだまだ記事に入れられなかった熱いトークがあります。今回は番外編(雑談編?)として、3人のファッションのルーツや当時のセレクトショップでの思い出などをお届けします。ぜひ後編の最後から続けてお読みください!
ハートマン
メダリオン
チャーチ
ヘンロン
ブックバインダー
デンツ
芯通し
ホリゾンタル
木型
「MUUSEO WORKWEAR SNAP!」 第2回 BRASS 松浦稔さん
各分野のプロフェッショナルの仕事着にフォーカスした連載「MUUSEO WORKWEAR SNAP!」作業を効率的に行うため、そして自分の美学を貫くため。選びぬかれた仕事着には必然から生まれる美しさが備わっています。これがプロフェッショナルたちのリアルな仕事着。第2回は靴の製造販売/リペアショップ「Brass shoe co.」を営む松浦稔さんを紹介します。研ぎ澄まされた仕事の奥行きをお楽しみください!
見えない箇所での下準備が、“見える美しさ”に繋がる。手製靴「WHITE KLOUD」後藤庄一さんのゼロからのモノづくり
都心から離れた小さな工房で、美と機能を兼ね備えた手製靴を生み出す「WHITE KLOUD(ホワイトクラウド)」。ここは、靴づくりのすべての工程から販売まで、後藤庄一さん一人で行っている。今回、そんな後藤さんに『紳士靴を嗜む』の著者であり服飾ジャーナリストの飯野高広さんがインタビュー。ブランドコンセプトや独立までのお話、靴づくりのこだわりを伺いながら、製造工程の一部を見学させていただきました。
靴作りドキュメント第五回 いよいよ本番用の革でアッパー製作に入ります!
なんとなく靴作りを始めてみた、いち素人です。今回はいよいよ穴開け地獄からのアッパー作成。ひたすら地味な作業が続きますがお付き合いください。
靴作りドキュメント第七回 ここまでくれば見た目はもう靴!足裏を受け止める底付けに着手。
なんとなく靴作りを始めてみた、いち素人です。この連載では、履ける靴を一足仕上げるまでをドキュメントスタイルでお伝えしていきます。靴制作の過程を見てもらう中で、靴マニアじゃなくても「なぜ、いい靴はこんなにも高いのか?」の疑問、さらには靴を愛したくなるヒミツがわかってもらえるのではないかと思います。靴の裏側がわかると、靴を見るのが楽しくなる! 今回はウェルテッド製法のキモとなるパーツ「ウェルト」を縫い付けて、「中物(なかもの)」と呼ばれる詰め物を入れます。