「BRASSオリジナルのカバーオールです。ほぼ毎日着ています。1910年代に作られたStrongholdのカバーオールをモチーフに製作していて、襟の形や機関車マークのチェンジボタンが気に入っています。素材はヴィンテージにならいコットンツイルを採用しています。僕は室内で作業をすることが多いので、暑いのも重いのも嫌なんです。そのため分厚いデニムやダックではなく、薄くて丈夫なツイルを用いました。制作はSIGNAL GARMENTさんにお願いしています。オリジナルの作業着を作る前は1920年代のHERCULESのカバーオールをよく着ていました。HERCULESは12年以上リペアをしながら着ています」
「古着で購入して週1回くらいの頻度でもうかれこれ10年くらい履き続けています。HERCULESのカバーオールの次に長く着ている作業着ですね。作業をする時には必ずオーバーオールを着るというわけではなく、ツナギやチノパンを履くこともあります。先ほどもお話しましたが、僕は室内での作業が多いんです。そのためポケットやハンマーループを使うこともほとんどありません。ですが、SEARS(シアーズ)のオーバーオールは快適に作業ができるし、長く時をともにできる要素が詰まっていると思います。CLINCHもそうですが、僕にとってモノを選ぶ時には『長く時をともにできるか』がすごく重要なんです」
「たまたまハイライナーを履いていましたが、作業の時はその時エイジングさせたい靴を半年くらい履いています。CLINCHのブーツすべてが作業着としての機能を備えているため、販売する前には必ず作業靴として履いてテストをしています。性能の検証に加え、実用たるものを自らの頭脳と心理に『腑に落とす』ことが大事だと思っています。カラーはヴィンテージブラックです。ハイライナーはダートトラックを走行する人をイメージして作ってハイトを高くしていますがどんな洋服に合わせても良い靴です。シングルレザーソールで返りがよく、足馴染みも良いです」
ーおわりー