レーヨンとは?

レーヨンは「光る糸」という意味。紙と同じ木材パルプ(通常は松、トウヒ、またはツガ)と綿セルロースなどの天然素材を原料にした、化学繊維の中の再生繊維の一種。高価なシルクを人工的に製造しようとしてできた素材で、シルクに似た光沢と手触りが特徴的。昔は「人絹(じんけん)」、または「人造絹糸」とも呼ばれていた。
低コストで、ドレープ性に優れ、涼感があり夏に適している、というメリットがある一方で、水に弱く、摩擦に弱いためシワになりやすいといったデメリットも持ち合わせている。

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Ballistics(バリスティクス)の「エクディシスベンチ」はキャンプに加えてインテリアにも最適_image

Ballistics(バリスティクス)の「エクディシスベンチ」はキャンプに加えてインテリアにも最適

アウトドアギアを家の中でも使いたい!そんな要望に答えるアイテムが「バリスティクス」の「エクシディスベンチ」。ミリタリーのテイスト使いに定評のある「バリスティクス」ですが、なぜインテリアにも最適なのでしょうか。スタイリストの平 健一氏に教えていただきました。

季節なんて関係ない。1000枚のアロハシャツを所有する料理人、森野熊八流アロハの嗜み方_image

季節なんて関係ない。1000枚のアロハシャツを所有する料理人、森野熊八流アロハの嗜み方

夏、海、リゾートなどワクワクするイメージが浮かぶアロハシャツ。肌触りがよく風が抜けて涼しいので、夏のオフタイムはアロハで過ごすという人も多いだろう。

料理人、森野熊八さんもアロハシャツを愛する一人。一年中アロハシャツで過ごすようになってから約15年。気付けば所有するアロハシャツは1000枚に迫る。
愛好家とも呼べる熊八さんに、アロハシャツの魅力やコーディネート法などを伺った。

40年来のコレクターから古着屋に転身。恵比寿の古着屋「54BROKE」が受け継ぐ「当たって砕けろ」の精神_image

40年来のコレクターから古着屋に転身。恵比寿の古着屋「54BROKE」が受け継ぐ「当たって砕けろ」の精神

恵比寿ガーデンプレイスを抜け白金方面に少し歩いた閑静な住宅街の中に、コレクター垂涎のヴィンテージ古着を扱うショップがある。

リーバイスのデニムジャケット、Ralph Lauren(ラルフローレン)のドロップ品に、ヴィンテージのハワイアンシャツ。普通の古着屋なら、手の届かない壁面上部にあるようなアイテムが「54BROKE」には所狭しと置かれている。

ヴィンテージ・アロハシャツ徹底解剖。多様な柄のルーツは「着物」?_image

ヴィンテージ・アロハシャツ徹底解剖。多様な柄のルーツは「着物」?

トロピカルなモチーフ、多彩で楽しい柄、軽快な着心地が魅力のアロハシャツ。実はその起源に、日本の着物や浴衣が関わっていたことをご存知だろうか?

古着屋「54BROKE」のオーナーであり、アロハシャツのコレクターとして数々の雑誌にも紹介される成田亘さんにアロハシャツのルーツを語っていただいた。

TOWN CRAFT(タウンクラフト)とアメリカ、その強固な結びつき_image

TOWN CRAFT(タウンクラフト)とアメリカ、その強固な結びつき

アメリカに精通した古着屋のオーナーが、アメリカの空気感を反映したストア系ブランド「TOWN CRAFT(タウンクラフト)」について振り返る。

トラウザーズ解体新書 第五回:股上を考える_image

トラウザーズ解体新書 第五回:股上を考える

今回からディテールと言うよりも、トラウザーズの寸法により直接的に影響を及ぼす意匠についてお話ししたい。まずは股下関連、ではなくその上、つまり股上に関連するところから。

股下に比べると股上は、意識する人とそうでない人との差が著しいエリアと値だ。自らの体型や世間の流行を何も考えることなくトラウザーズを、正に与えられるがまま穿いてしまう人は「股上」など全く気にしないはず。一方で、それらに敏感な方は自分なりのベストアンサーを必ず持っているか、トラウザーズの種類次第で的確に変化させている。その意味で股上への関心の有無は、トラウザーズのみならず装いそのものへの関心の有無に直結すると言い切れる。

ポケットチーフの手引き 歴史・選び方・飾り方_image

ポケットチーフの手引き 歴史・選び方・飾り方

アクセサリーは日本語で「装身具」「付属品」と訳されます。あってもなくてもそこまで変わらないものだからこそ、時には権威の象徴として、時には大切な記念を刻む媒介として、言葉を超えてメッセージを伝えるもう一つの自分として用いられてきたのではないでしょうか。

ポケットチーフはスーツやジャケットという主役を引き立たせます。それと同時に、指輪やペンダントなどのアクセサリーと同様にメッセージを含みます。

指輪やペンダントは単体でメッセージを含むことが多いのに対し、ポケットチーフはジャケットやスーツ、ネクタイとの組み合わせによってメッセージを含みます。「組み合わせ」と聞くと少し身構えてしまいそうになりますが、言い換えれば歴史や選び方の基本的なところをおさえておけばメッセージに合わせて着る人自身で応用ができるということです。

この記事では、ポケットチーフの手引きとして歴史や使い方などを紹介します。教えてくださるのは服飾ジャーナリストの飯野高広さんです。

ジャケパンに華を添える春夏のストールやネクタイ、ソックス。倉野路凡の美しい小物たち_image

ジャケパンに華を添える春夏のストールやネクタイ、ソックス。倉野路凡の美しい小物たち

会うたびに異なる色柄のストールを巻いていたり、トラウザーズの裾からカラフルなソックスがチラりと見えたり。初対面の人でも、特にファッションの話をしようと思っていない人でも「それ、キレイな色ですね」と自然に言わせてしまう。

倉野路凡さんの小物使いは、人の緊張感を解いてパッと明るくしてくれる。

長年、服飾ジャーナリストとしてクラシッククロージング業界で活動し、2020年には『The three WELL DRESSERS』を執筆。日本のテーラー界でも名が知られており、倉野さんに取材をしてもらいたいと依頼がくるほどだ。

今回は、そんな倉野さんに春夏に使う美しい色柄の小物コレクションを紹介してもらった。ページ後半では、倉野さんのファッションルーツの鍵となるアイテムも登場。

いつだったか「もし僕が道端で倒れても、可愛いモノを身につけていれば助けてもらいやすいでしょ?」と笑いながら話されていたのを思い出す……。コレクションを見ると、その冗談も的を得ているような気がしてくる。

激動の時代に育まれた1940年代のスーツスタイルとは?_image

激動の時代に育まれた1940年代のスーツスタイルとは?

普段私たちが何気なく着ているスーツ。いつ頃誕生して、どのような道のりを歩んで来たのでしょうか。

スーツの祖先に当たる「サックスーツ or ラウンジスーツ」が出現したのが19世紀後半のこと。田舎などで着用するカジュアルウェアという位置付けでした。20世紀に入ると急速にその地位を上げ、各時代を象徴するようなスーツのスタイルも生まれました。

本連載「紳士服タイムトラベル ー ヴィクトリア朝から1960sまで」ではスーツに焦点を当てながら、当時の服装を愛し、日常的に着用して生活している方々にお話を伺い、紳士服の歴史における代表的な時代を切り取ります。

前回は1930年代について、理髪師の阿部高大さんにその魅力を語って頂きました。そして今回は30年代に並びファンの多い40年代にフォーカスします。お話を聞くのは阿部さんのご友人で、オンライン・ヴィンテージスーツ専門店「Northland Clothes(ノースランドクローズ)」のオーナー北郷真澄(きたごうますみ)さんです。普段着としてヴィンテージスーツを着用し、また販売することを通して北郷さんが発見された40年代のスーツの魅力をご紹介します。

デニムに宿したストーリーとともに、アナクロノームの歴史を振り返る_image

デニムに宿したストーリーとともに、アナクロノームの歴史を振り返る

次世代へ向けてのニュー・ヴィンテージをコンセプトに、10年、20年、さらにその先に残るモノづくりをしているファッションブランド「ANACHRONORM(アナクロノーム)」。このコンセプトを実現させるための手法の一つとして、2014年までアイテムに架空の物語を持たせていた。

「このジーンズはいつ、どこで、誰が履いていたのだろう」

舞台は1950〜1960年代のアメリカ。1人のバイク乗りが旅で出会う4人の登場人物、ウィリアム、ジャック、ニール、アレン。それぞれが織りなすストーリーに沿って、デニムにリアリティを宿していく。

当時の粗野感を忠実に再現した生地や糸。職人仕事を思わせる膝の擦れ、誰かが愛情をもって繕ってくれたようなパッチワーク……、ダメージ加工1つとっても、まるで履いていた人の人生(ライフスタイル)が浮かび上がってくるようだ。

今回は、そんなアナクロノームがこれまでに生み出してきたデニム製品を軸に、同社の過去から現在までのヒストリーを振り返る。

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トルコのガラスとトルコの伝統文化

地理的に、アジアとヨーロッパの文明どちらも入ってきやすいことから、東西文明の十字路と言われるトルコ。前回は、トルコのガラス産業について、ガラスカップに焦点を当て、トルコ人のお茶の文化とともにご紹介しました。

今回はトルコの代表的なガラス産業のひとつトルコランプをはじめ、日本ではあまり知られていないトルコの伝統文化についてご紹介します。今回も、トルコ雑貨専門店「セヴィンチエイト」の小坂さんとブルジュさんに教えていただきました!

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家具修理の専門家から学ぶ「リペア論2.0」。原状回復の先にある醍醐味

祖父母のところへ遊びに行くと、たいていどこの家にも一つは古いタンスがあって、「これは代々我が家に伝える桐タンスで〜」なんてウンチクが飛び出すこともしばしば……。

そんな時代をはるか昔に感じるほど世の中が進歩し、今では修理を重ねて愛用してきた和家具よりも、DIY気分で組み立てる北欧ブランドの家具の方が身近になった。

「家具は、洋服や革靴と同じように生活を豊かにする道具」。

そう考えれば、安価にオシャレな家具を手にいれて壊れたら売るというライフスタイルも自然なのかもしれない。

ところが、家具の楽しみ方にはまだまだその先があるらしい。品質の良いものを手にいれて修理を重ねて長く愛用するというのも一つの楽しみ方ではあるが、どうやらさらにその先の醍醐味があるようだ。

「家具は、もっと楽しむことができる」。

その想いを世に伝えるべく、自身の知識と経験をフル活用した家具のリペアサービスをスタートした西原弘貴さんは、家具の修理・修繕やワークショップを通じて、持ち主と家具の新たな関係性を提案し続けている。

そんな西原さんだからこそ、家具の楽しみ方を二倍にも三倍にも膨らませる術を持っている。言うなれば、「リペア論2.0」。今回は、私たちが想像する家具リペアの一歩先を行く楽しみ方を教えてもらった。

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箔×照明。日本人のDNAが宿る灯り「月繭」の誕生まで

金とプラチナの箔は隆起し、静謐な影を落とします。簡潔で控えめな美しさは、すべての色が薄墨色にしずんでしまう秋の夕暮れ、水を用いず岩や砂などで山水を表現した枯山水に通じています。

箔と照明、それぞれの陰影を自在に操るふたりの匠から生まれた灯り「月繭」。

自然をモチーフに光が生み出す癒しの影をデザインする手法を得意とする照明デザイナー・遠藤道明さんと、伝統技術を昇華し箔のアートというジャンルを切り拓いた箔工芸作家・裕人礫翔さんが手がけた照明、「月繭」の完成までを記録します。

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世界に一つだけの一脚にカスタム! 椅子の生地張り替えのススメ

洋服の裾丈を直したり、革靴のソールを替える話はよく聞くが、椅子のシート生地をカスタムしたという話はなかなか聞かない。

ところが、意外にもカスタムのハードルはそこまで高くないのだという。

しかも、世界中の面白い生地や、自分で持ち込んだ生地まで使うことができるなんて……。これはモノ好き諸兄にとってたまらないはずだ!

そんな素敵なサービスを提供しているのは、リペアやワークショップを通じて家具の楽しさを発信する「Fizz Repair Works」。

代表の西原弘貴さんに、カスタムの魅力を教えていただきました。