一度は訪れてみたい! ビッグスケールな鉄道ジオラマ展示。

一度は訪れてみたい! ビッグスケールな鉄道ジオラマ展示。_image

文/ミューゼオ・スクエア編集部
カバー画像/原鉄道模型博物館

鉄道模型ってなんだろう?と感じたら、何はなくともまずは実物の展示を見に行くのがオススメ! 思わず目を奪われる大きなサイズ、見入ってしまう細部までの作り込み。足を運んでみてほしいミュージアムや展示スポットを紹介!

誰もが童心に帰ってしまう⁉︎ 老若男女親しまれるジオラマの世界。

鉄道模型と言う1ワードだけ聞いてしまうと、特定の愛好家たちが楽しむ世界だと感じてしまう人もいるかもしれない。ただこれがミニチュアの建物や人、動物、乗り物などを配置したジオラマの中を走るということを想像したらどうだろうか? 

ドイツ・ハンブルクにあるミニチュアワンダーランドがこちら。

 ドイツ・ハンブルクにある世界最大級の鉄道模型博物館”ミニチュアワンダーランド”では、鉄道が走り抜けるその街並みや風景、いたるところに仕掛けが作り込まれている。

大型競技場ではまさにサッカーの試合が開催され観客たちが湧くシーン、住宅街では消防隊が消化作業に追われているシーンなどまるで映画のワンシーンを見ているようなドラマティックな場面や、クスリと笑わされてしまう場面が情景豊かに作り込まれ、時間を忘れて見入ってしまうことだろう。

マンダリン オリエンタルホテル 東京のクリスマス限定ディスプレイ

マンダリン オリエンタルホテル 東京のクリスマス限定ディスプレイ

また鉄道ジオラマは、ホテルやショッピングモールのショーウィンドウなどでも街ゆく人の足を止めては楽しませている。
 昨年はマンダリン オリエンタルホテル 東京で、クリスマス限定のディスプレイとして鉄道模型が登場した。
(ディスプレイに関する詳細の記事はこちらから)

 この他にも日本国内で気軽に訪れることができ、鉄道模型そしてジオラマの世界を楽しめる場所が各所に存在している。今回はミューゼオ・スクエアオススメのスポットを紹介していこう!

世界的な鉄道模型収集家・原信太郎氏の夢が詰まったミュージアム。

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原鉄道模型博物館

世界的に著名な鉄道模型製作・収集家、原信太郎氏の1,000両以上もの模型コレクションが楽しめる鉄道博物館である。原氏の全コレクションは6,000両ほどにものぼるというから驚きだ。何と言っても目玉は世界最大級の一番ゲージのジオラマ。そして、蒸気機関車から電気機関車へと鉄道が発展を遂げた世界中の鉄道車両を再現したコレクションの数々。本物を忠実に再現しているため、なんと”走行音”までリアルに楽しむことが出来る。鉄道ファンでなくても楽しめる人気スポットである。(写真提供/原鉄道模型博物館)

糸魚川市の街並みをそのまま再現したジオラマと、実車両を使用した待合室に興奮!

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糸魚川ジオステーション ジオパル

「ジオパル」は糸魚川の魅力発信基地として、JR糸魚川駅のアルプス口に平成27年に設立された。施設は「ジオパーク観光インフォメーションセンター」「キハ52待合室」「ジオラマ鉄道模型ステーション」の3つで構成され、糸魚川のさまざまな展示や情報が集まっている。特に注目したいのが、「ジオラマ鉄道模型ステーション」で展示されている糸魚川駅周辺をモデルとしたジオラマ鉄道模型。HOゲージとNゲージ2種の鉄道模型車両を実際に運転して楽しむことができる(有料で持ち込み車両を走らせることも可能)。車載カメラを搭載した車輌からジオラマ内の景色がモニターに映し出され、運転手になった気分になれる体験も楽しめる。また糸魚川市オリジナルの大型プラレールも同時展示されている。
「キハ52待合室」では、平成22年3月12日まで活躍していた大糸線の「キハ52」の実車が待合室スペースとして開放中。さまざまな角度から鉄道の魅力を体験することのできる場となっている。(写真提供/糸魚川ジオステーション ジオパル)

京都の大工職人が手がけた歴史的建造物と夜空のコラボレーションが見もの!

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ジオラマ京都JAPAN

ここだけでしか見れな京都の町を再現したジオラマと夜景のコラボレーション(天井には星空も再現)。日本最大級のHOゲージのジオラマは、極めて精巧に作られているた京都の街並み、実際に大工が再現したという歴史ある寺社や史跡の全体像までも楽しむことが出来る。ジオラマ内では関西の列車を中心とした鉄道模型車両の他、話題のN500系のエヴァンゲリオン新幹線(エヴァ500系/500 TYPE EVA)も走っている。また、ブルートレインや貨物輸送車「EF66形電気機関車」の運転席から鉄道模型車輌を操縦できる運転体験も見逃せない。広大なジオラマを余すことなく楽しむことが出来る話題のスポットである。(写真提供/ジオラマ京都JAPAN)

見る、買う、体験するを同時に楽しめる。Nゲージ模型のパイオニア・カトーのショールーム。

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ホビーセンターカトー東京

京浜急行を走っていた旧型の真っ赤な電車が目印のホビーセンターカトー東京。Nゲージのパイオニア的存在である鉄道模型メーカー「KATO」のショールーム兼ショップである。1階には迫力満点の巨大ジオラマと貴重な模型が飾られるコレクション展示コーナー、そしてショップが併設されている。2階にはNゲージ/HOゲージの運転体験コーナーが。こちらでは自分のコレクションの持ち込みもOK。また、サービスカウンターでは修理の相談やジオラマに関する質問などができる。他にも様々な展示やイベントも行われているため来店前にはHPをチェックするのがオススメ。尚、最寄り駅は都営地下鉄大江戸線 落合南長崎駅。A1出口より徒歩5分。(写真提供/ホビーセンターカトー東京)

グラスを傾けながらくつろぐ大人空間。渋谷の夜の街を再現したムーディーな鉄道模型を楽しむ。

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バー銀座パノラマ渋谷店

コンセプトは鉄道模型が走るバー。店内中央約7平米弱ほどに設置された精密かつ迫力ある鉄道模型ジオラマが見もの。渋谷のトレードマークとも言える渋谷109、スクランブル交差点など駅前の風景もリアルに再現。その他にも住宅地や川沿い、山間なども細かに表現され、走り抜ける列車風景と一緒に思わず見入ってしまう。ドリンクメニューには「ロマンスカー」「ドクターイエロー」など鉄道車両をイメージしたカクテルも。鉄道ファンはもちろん都会の喧騒に疲れた大人たちにもオススメしたい癒しの空間だ。

鉄道模型を一層楽しむために。編集部おすすめの書籍

「こ、これが、模型!?……」驚異のリアリティ

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凄い!ジオラマ[改]: 超リアルなミニチュア情景の世界

TV、ネットなど各メディアで話題沸騰となった超リアルなジオラマを創り出す作家、情景師アラーキー。
その著者自ら厳選した13作品を紹介・解説するオールカラーの写文集です。

作品別に写真を多角度・細部まで数多く掲載。
そして各作品に著者が込めた想いを綴った情緒溢れる文章が。
情緒の風景=情景、なのです。

さらには、HOW TO系コラムで作り方や制作ヒント、ジオラマを取り巻くあれこれが盛り込まれ、
創らない人でも、そのクリエイティブ魂にワクワクするはずです。

鉄道模型のレイアウトやジオラマをつくる技術のハウツー書

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鉄道模型レイアウトテクニック

塗装から素材の加工や建物、人形の活用術、ウェザリング、レイアウトプランまで、
それぞれにエキスパートが詳しく解説する。
巻頭は、それら技術を駆使した傑作レイアウト集。塗装色の見本帳つき。

公開日:2017年1月20日

更新日:2021年8月23日

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