ランゲ・アンド・ゾーネとは?
A. Lange & Söhne(ランゲ・アンド・ゾーネ)は、1845年ドイツ・グラスヒュッテで創業した高級時計ブランド。
モデルごとに専用のムーブメントを開発することが特徴的。ムーブメントから一部のモデルのひげゼンマイまで自社製造を行うなど、スイスの老舗時計メゾンでも例がないマニュファクチュール体制を採用している。
1948年にブランドは消滅してしまうものの、1989年ベルリンの壁崩壊による東西ドイツの統一を機に、ランゲ・アンド・ゾーネの再登記と商標登録を行った。1992年には新生ランゲ・アンド・ゾーネ初の特許「アウトサイズデイト」を出願。また、グラスヒュッテに本社「ランゲ・ウーレンGmbH」を設立し、見事にブランド復活を果たした。
2000年には再建を支援したIWCとともに、リシュモングループの傘下に入っている。2010年からは世界中の時計師養成学校の生徒にランゲ・アンド・ゾーネの工房を訪問して、時計製作の現場を知ってもらい、持てる才能を発揮する機会を与えている。
現在もグラスヒュッテの伝統工芸を守り続け、科学的手法とマイスターの手仕事による精密な時計製造を行い、成長を続けている。