タービンとは?

排気ガスの力を利用してエンジンに多くの空気を過給する機構のことで「過給器」や「ターボ」とも呼ばれる。タービンが付いているクルマを「タービン車」と呼ぶのに対し、タービンのないクルマを「NA(ノーマル・アスピレーションまたはナチュラル・アスピレーション)車」と呼ぶ。タービン車は、NA車に比べてパワーが出せる。日本では、排気量が多くなれば税金が高くなるが、タービン車なら税金の安い少ない排気量でも十分なパワーを引き出せるといったメリットがある。

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コート解体新書:第一回「ステンカラーコート」当たり前にも色々ある

元来私は寒がりなこともあって、夏よりも冬の方が正直苦手。でも、装いに関しては冬場の方が断然意欲が出てくる。

暑い時季には考えたくもない重ね着が愉しめるからで、中でも一番上に羽織ることになるコートについては、「今日は何を着ようか?」と一人でワクワクすることも多い(笑)。

ただし、地球温暖化による暖冬傾向や保温性の高い下着の進化もあってか、世間では以前に比べてコートへの関心が薄らいでいるような気がしてならない。

と同時に「???」と首をかしげたくなるような、トレンドのみを追っているような浅くて説得力に欠ける解説や情報も多く目にするようになっている。

今日一般的に身に着けている衣服の中では、コートほどその起源が形状や用いる生地にハッキリと残っているものはない。

なのにそれを無視してどうする…… と言いたくもなるのだが、現行の既製品のそれを見るにつけ、これは着る側ではなく作る側、つまりコートのブランドのデザイナーや企画者の知識がかつてほどはなくなっている点のほうにこそ問題の根幹があるのかな? とも感じる。

欧米諸国に比べコートが活躍できる季節が短いわが国では、特にメンズのものは1シーズンで処分されるものではなく、短くても10年長ければ次世代に引き継げるだけの使用に耐えうる堅牢さと普遍性の高さが求められるべきだ。

作る側がもはやその文法を理解できなくなっているとしたら、使う側が理論武装するしかそのようなコートを得られるチャンスは皆無になってしまうだろう。という事で、今回から数回に渡り代表的なコートについて
・起源
・大まかな形状とシルエット
・特徴的なディテール
・生地

などに焦点をあて解説することにしたい。まずは手始めに、日本では気候がら最もポピュラーなコットン系のコートについてお話ししよう!

限りなくビスポークに近く誂える「BENTLEY Continental GT Convertible」_image

限りなくビスポークに近く誂える「BENTLEY Continental GT Convertible」

2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤーで選考委員を務め、『10年10万キロストーリー』をはじめとするクルマに関する数々の著書を執筆、国内外のモータースポーツを1980年代後半から幅広く取材されている自動車ジャーナリストの金子浩久氏。当連載では、金子氏が「99%のクルマと、1%のクルマ」をテーマに、過去・現在・未来のクルマについて解説していきます。

今回は、イギリスの自動車メーカー「BENTLEY(ベントレー)」のContinental GT Convertible(コンチネンタルGTコンバーチブル)について。なんでもテーラリングにおけるビスポークのように誂えることができるというのです。

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近代デザインのキーワード:唯美主義

ココ・シャネルが1926年に発表したリトルブラックドレスが女性の立ち姿を変えたように、デザインが社会に影響を与えることもあればその逆もしかり。1940年代〜1960年代のアメリカでは、軍事技術として発展した積層合板やプラスチック、金属などを用いた家具が生みだされました。

デザインに関するキーワードを政治や素材開発の進歩といった出来事と並べてみると、なぜそのデザインが生まれたのかを知る手がかりとなります。

この連載ではアーツ・アンド・クラフツ運動からポストモダンまでの近代デザインにまつわるキーワードを、当時の社会の状況と合わせてまとめます。

第2回のキーワードは「唯美主義」。ただただ美しさを追求するべきものである。そんな提言を掲げるエスシート(唯美主義者)たちの限りなく芸術家らしい美に対する情熱に、きっとあなたも憧れるはず。

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なべやかんさん所有のポップでかわいいソフビが大集合!ソフビの魅力を聞いた

得体のしれない存在として描かれる怪獣たち。だが、画面を抜け出し、ソフトビニール人形(以下ソフビ)になるとかわいらしさが生まれる。お笑い芸人のなべやかんさんもソフビを愛する1人。中でもブルマァク、マルサンのソフビは力を入れて集めているそう。怪獣フィギュアを集めて36年というなべやかんさんに、ブルマァクフィギュアの魅力について伺った。