パティーヌとは?
パティーヌ(patine)とは、フランス語で「錆(サビ)」の意味。同じ呼び方・意味で「パティーナ(patina)」とも表記されるが、その場合はラテン語で「経年変化の味わい」という意味になる。溶剤、精油、顔料、および染料を塗布しながら、皮革の着色および漂白を行うこと。
また、色を幾重にも重ねて色彩を表現する、伝統的な革の染色技法のことを「パティーヌ仕上げ」と呼ぶ。色を重ねることによってできる透明感のある仕上がりや、使い込まれたような独特な色ムラが魅力。1980年代にフランスの高級紳士靴ブランド「ベルルッティ(Berluti)」により確立された革の着色、染色加工方法と言われている。