船場ビルディングとは?
大阪府船場にある登録有形文化財に指定された、地下1層、地上4階、塔屋1層の住宅兼事務所ビル。1925年の竣工時には、大変ユニークで革新的なビルとして注目を集め、現在もその姿を保っている。細長いパティオ風の中庭は、問屋街として発展した船場という土地柄に合わせて、トラックや荷馬車などを引き込むのに便利な機能性を重んじた設計だったといわれている。
バブル崩壊後には空室も目立ち、取り壊されかけていたが、当時入居していたE.M.I Projectの環境デザイナー・二見恵美子(ふたみ えみこ)の働きかけで改装されたことをきっかけに、モダンさと自然を感じられる空間へと生まれ変わった。
見学には事前連絡が必要。