サル・セザラニとは?

サル・セザラニ(Sal Cesarani)は、1976年にサルヴァトーレ・チェザラーニ(Salvatore Cesarani)が創業したファッションブランド。
ニューヨークでデザインを勉強し、ラルフローレン(Ralph Lauren)など有名ブランドでデザイナーやディレクターを務めた。その経験が高く評価され、ハリウッド映画はもちろん、オリンピックのユニフォームとしても採用された。また、ラルフローレンが衣装提供をしたハリウッド映画『華麗なるギャツビー(The Great Gatsby)』の主人公のコーディネートは、実質的にはセザラニが手掛けたと言われている。

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ジャケパンに華を添える春夏のストールやネクタイ、ソックス。倉野路凡の美しい小物たち

会うたびに異なる色柄のストールを巻いていたり、トラウザーズの裾からカラフルなソックスがチラりと見えたり。初対面の人でも、特にファッションの話をしようと思っていない人でも「それ、キレイな色ですね」と自然に言わせてしまう。

倉野路凡さんの小物使いは、人の緊張感を解いてパッと明るくしてくれる。

長年、服飾ジャーナリストとしてクラシッククロージング業界で活動し、2020年には『The three WELL DRESSERS』を執筆。日本のテーラー界でも名が知られており、倉野さんに取材をしてもらいたいと依頼がくるほどだ。

今回は、そんな倉野さんに春夏に使う美しい色柄の小物コレクションを紹介してもらった。ページ後半では、倉野さんのファッションルーツの鍵となるアイテムも登場。

いつだったか「もし僕が道端で倒れても、可愛いモノを身につけていれば助けてもらいやすいでしょ?」と笑いながら話されていたのを思い出す……。コレクションを見ると、その冗談も的を得ているような気がしてくる。