Mckay group

Mckay group

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カナダのブリティッシュコロンビア州のマッケイグループ (McKay group) と呼ばれる層は、小ぶりながら、形態的に多種多様な三葉虫を産出する地です。一見、黒色の母岩に小さい三葉虫という地味な組み合わせで、脚光を浴びそうにないのですが、よくよく観察すると奇抜な形態の種が多いことに気づきます。

見応えのある多様な種の存在、背景の美しく黒い母岩、種によって入手の難易度がピンからキリまでである事などの諸要因が絡まり合い、蒐集歴が長めの (一部の) コレクター心をくすぐる産地であります。知名度では圧倒的に劣るものの、そうした点は、ウィークス (Weeks) コレクションを彷彿とさせるものがあります。

時代的にはカンブリア紀のほぼラスト (Furongian) にあたる累層であり、その後に大繁栄を遂げるオルドビス紀の三葉虫の祖先的な形態の種が多い点からも、興味深い産地です。

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    Trilobites

    2023/04/08 - 編集済み

    近年は、状態の良い標本が殆ど入手出来なくなってきましたね。元々、入手出来る種類に偏りはあり、産地も山奥の僻地ですから、仕方ない事かもしれません。主要カンブリア紀産地では最も新しく、カンブリア紀最終型の三葉虫の姿は、次の時代に適用できるか、命運が掛かっていましたが、結果論では成功だったんだと思います。

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    • 小さくアクセスの難しい産地なので、近い将来、どの種も出てこなくなるだろうと予想はしていましたが、最近は本当に市場に出てこなくなってしまいましたね。カンブリア最終型の、生命の歴史的にも面白い産地なので、対になるSanduと併せて私の好みの場所です。色々欲しい標本はあるものの、形の面白さから、やはりIrvingellaが欲しかったですね。ブランクで数年まごついていた事もあり、より入手が困難になってしまいました。

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    ktr

    2023/04/08 - 編集済み

    初めはグループというのが地層のことだとわからず、マッケイ氏率いる三葉虫研究グループのことかと思っておりました。
    そんな私がいうのもなんですが、mckellari というのは Mckellar という人名に由来する名前で、マッケイとは関係ないんじゃないかと思います。

    この産地のものは、小さい、地味、平坦と、私の好みにぴったりなんですが、完全に買う時期を逸してしまったようですね。

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    • グループとかメンバーとか、ベッドだとか色々な層の分類方法がありますが、層序学の用語は独特でわかりにくいですよね。

      マッケイですが、改めてちゃんと調べてみると、おっしゃるように、O.mckellariはMckellar氏の由来で、Mckayは(怪しいのですが多分) ニュージーランドの地質学者の、Alexander Mckay氏の由来のようで、別人のようですね。ご指摘ありがとうございます、失礼いたしました。

      この産地の大元のebayでの出品者は、実質一人の方が担っている気がするので、その方が放出を止めると供給が止まりますね。今は彼の休息期間と信じて、もう少し待ち続けてみます。

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