Redlichia manchuriensis

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今では入手困難な古い産地の標本で、歴史的な背景を含め興味深い標本です。この標本の黄ばんだラベルには、1939年(昭和14年)6月南満洲採取の記載があります。日本の統治下にあった当時の中国東北部において、日本の地質学者による資源探査を含む様々な地質的な調査がされていた事が伺い知れます。国内の幾つかの大学の地質学部に収蔵されている本種の標本も、この時代に採取され寄贈されたものと思われます。現在では全く市場で見かける事の無い本種、現在の産地はどの様になってしまったのか気になります。

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    Trilobites

    2020/07/11

    ORM2019年03月02日 00:06
    南満州産とは! 凄い産地ですね。1939年と言えば日中戦争のまっただ中で、6月といえばノモンハン事件などで、てんやわんやしていた頃ですね。そんな時代ですら、学術調査が進んでいた事には驚きを禁じ得ません。
    種小名は満州から名付けられたのだと思いますが、聞いた事のない種ですね。ぱっと見の形態的には、Redlichia mansuyiあたりが近いのかな?と思いますが、どうでしょうか。

    2019年03月02日 05:57
    > ORMさん 
    この辺りの古い種類は、現在は違う学名になっている事はありますので、今後の調査が必要と思います。中国のRedlichiaの区別が殆どつきませんので、R.mansuyiも比較の一つです。J-STAGEで論文検索すると尾崎金右衛門氏らが研究していたことが分かりますので、採取も同氏らがされたと思います。jpaleoDBで標本検索すると北大、東北大、秋田大、東大などが収蔵してますね。

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