- Mahaltaji Museum
- 7F 化石・隕石
- 貝殻標本 ハスノハカシパン(Sand dollar)
貝殻標本 ハスノハカシパン(Sand dollar)
学名:Scaphechinus mirabilis(A. Agassiz, 1863)
採集地:千葉県、館山市、沖ノ島
ウニの中でもやや五角形で平べったい形をしたカシパン類と呼ばれる種類の1つ。日本の北海道南から九州、朝鮮半島の浅瀬に生息する。
普通のウニの口が下部中心に、肛門や生殖孔が上部の真ん中に有るのに対して、カシパンの口と生殖孔の位置は変わらないものの、肛門は体の後方、側面付近に有る。
ハスノハカシパンの名前の由来は体の下部にある模様が蓮の葉に似ているためである。
見た目が似ているものでハイイロハスノハカシパンがおり、こちらは肛門が上面寄りに存在するため最初はこちらと迷ったが、ハイイロハスノハカシパンの生息域は東北北部から北海道にかけてと採集地と被らないことと、まだ小さくて若いハスノハカシパンの個体だと肛門がやや上面寄りになる…らしい、のでハイイロの方ではないと判断した。
2021年4月末、千葉県、沖ノ島の砂浜にて採集。