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鉱物標本 ビクスビアイト(Bixbyite)
別名:ビクスビ石 産地:Thomas Range, Juab County, Utah, USA 微量の鉄を含んだ酸化マンガンから成るメタリックブラックのサイコロ型鉱物。産出地はごく限られている。 1897年にユタ州、Thomas Rangeで本鉱物を発見した鉱山業者兼 鉱物ディーラーのMaynard Bixbyに因んで命名された。Bixbyは同じ地で赤色のベリルも発見しており、こちらも当初は彼の名前に因んでビスクバイト(bixbite)と呼ばれていたが、ビクスビアイトと名前が紛らわしいことからその名称は廃止され、現在はレッドベリル(red beril)と呼ばれている(*1)。 2021年4月にミネラルマルシェにて購入。 *1:レッドベリル →鉱物標本 レッドベリル(Red Beril)
鉱物標本 6~6.5 金属光沢たじ
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貝殻標本 ハスノハカシパン(Sand dollar)
学名:Scaphechinus mirabilis(A. Agassiz, 1863) 採集地:千葉県、館山市、沖ノ島 ウニの中でもやや五角形で平べったい形をしたカシパン類と呼ばれる種類の1つ。日本の北海道南から九州、朝鮮半島の浅瀬に生息する。 普通のウニの口が下部中心に、肛門や生殖孔が上部の真ん中に有るのに対して、カシパンの口と生殖孔の位置は変わらないものの、肛門は体の後方、側面付近に有る。 ハスノハカシパンの名前の由来は体の下部にある模様が蓮の葉に似ているためである。 見た目が似ているものでハイイロハスノハカシパンがおり、こちらは肛門が上面寄りに存在するため最初はこちらと迷ったが、ハイイロハスノハカシパンの生息域は東北北部から北海道にかけてと採集地と被らないことと、まだ小さくて若いハスノハカシパンの個体だと肛門がやや上面寄りになる…らしい、のでハイイロの方ではないと判断した。 2021年4月末、千葉県、沖ノ島の砂浜にて採集。
貝殻 2021年4月 棘皮動物門 ウニ綱たじ
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貝殻標本 ムラサキウニ(Purple sea urchin)
和名:紫海胆 学名:Heliocidaris crassispina (A. Agassiz, 1863) 採集地:千葉県、館山市、沖ノ島 ウニを想像するとまず思い浮かぶ黒く長い棘を持った種。クロウニとも呼ばれ、日本では生殖嚢が食用になる。 日本海側は青森県以南、太平洋側では茨城県以南から中国南東部沿岸や台湾までの潮間帯から浅海の岩礁等に生息する。 海藻類を好んで食べるため、養殖昆布の食害が起こることもある。寿命は9年程らしい。 2021年4月末、千葉県、沖ノ島の砂浜で採集。
貝殻 2021年4月 棘皮動物門 ウニ綱たじ