鉱物標本 レッドベリル(Red Beryl)

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別名:Bixbite
産地:Ruby Violet claims, Beaver Co., Utah, USA

ベリルというと緑色のエメラルド(*1)、水色のアクアマリン、黄緑色のヘリオドールが有名だが、この赤色のレッドベリルはアメリカの一部でしか産出せず、さらにその鉱山も既に全て閉山しているらしく、ベリルの変種の中でも特に希少となっている。

このグーズベリーに例えられる赤色はマンガンを含有していることで発色している。

当初はAlfred Epplerによってソルトレイクシティの鉱山業者兼 鉱物ディーラーであったMaynard Bixby(1853~1935)に因んでビクスバイトと命名されたが、同じ人物に因んで命名されたビクスビアイト((Mn,Fe)2O3)と非常に紛らわしかったため、レッドベリルに名前が変更された(*2)。

前から欲しかったが、2021年3月のさいたまミネラルマルシェで購入。六角柱の結晶構造がはっきりしている。縦に倍のサイズになった標本もあったが値段も倍になっていて諦めた。

いい感じの拡大レンズが無くて上手く撮影できなかったから新しく買って上げ直すかも。

*1:エメラルド
→鉱物標本 エメラルド(Emerald)

*2:ビクスビアイト
→鉱物標本 ビクスビアイト(Bixbyite)

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