Pseudophillipsia sp.

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イタリア北東部、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア自治州は、東アルプス山脈を隔て北にオーストリア、東にスロベニアに国境を接します。この辺りのアルプス山脈は、石炭紀からぺルム紀の石灰岩が広がり、少数ながら三葉虫も産出する事が知られます。メキシコPest Museumの図鑑が数少ない情報ですが、P.elegans(GEMMELLARO)やP.gemmellaroi(GRECO)などが産出する事にはなっています。購入時は石炭紀となっていて事実、後期石炭紀の地層もあるのですが、Pest Museumの図鑑に合わせペルム紀で登録しています。私の所有する全三葉虫コレクションの中でも、最も入手困難な標本の一つでないかと思っています。

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    trilobite.person (orm)

    2024/02/01 - 編集済み

    すごい標本ですね、これは。
    イタリアの石炭紀後期のものならば、唯一昔、立松標本で見た気がするなと思い、mixiの記録を見返しましたが(カリニフィリプシア・オギヴァリスとされるもの)、どうでしょうかね。
    参照出来る文献は僅かでしょうが、細長い体型であること、比較的頬棘が長い事に加えて、眼の内側の膨らみ(palpebral lobeに当たる?)が強い事が特徴的に見えますね。

    産地時代と種自体の希少性に加え、サイズの大きさや、複数体標本であること、頭鞍部の皺など見るに保存状態が良好である事も、ポイントが高いですね。

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      Trilobites

      2024/02/01

      コレクターでも一部の人しか興味無いかもしれませんが、四半世紀三葉虫を集めて、この産地の入手チャンスは、これだけでした。

      mixiも、そろそろ閉鎖してもいいかなと思っていましたが、備忘録として役目を果たしているので、価値はありましたね。忘れていた立松コレクションのイタリア産、見てきましたが、何となくロシア産なのではと感じます。

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    ktr

    2024/02/01 - 編集済み

    ほんとに世界のあらゆる地域のものを集めておられますね。
    これはかなり保存がいいと思いますが、これを見るかぎり、フィリップシア系の三葉虫は形としては石炭紀もペルム紀もあまり違いはなさそうですね。

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      Trilobites

      2024/02/01

      ほぼ同地域のオーストリア産は、入手してますので、このエリアの本命ともいえるスロベニア産を何とか入手したいのですが、市場に全く無いです。

      石炭紀からペルム紀中期まで、非常に長い時間を全く姿を変えず生き延びて来てますし、この標本も実際、石炭紀である可能性は捨て切れないです。情報が少なすぎ決定打が無いのです。

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