Pseudophillipsia sp.

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岐阜県郡上市(旧八幡町)にある安久田岩体と呼ばれる石灰岩は、ペルム紀初期〜中期の地質があり、三葉虫以外にもコノドントや放散虫などの産出が知られます。三葉虫は、完全体など期待できる産状ではなく、2種類ほどが知られます。この標本は、頭鞍部のみが黒光りしています。三葉虫の知識が無いと何の化石かも分からないと思いますが、ルーペで観察してみると三葉虫のパーツの一部と認識できます。

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    Trilobites

    2020/08/13

    ORM2019年03月10日 13:38
    全身揃えば多分13-14mmといった所でしょうか。小ささからも滅び行く終末の三葉虫という感じがします。ただ小さいながら、頭鞍、固定頬からOccipital ringまでしっかり確認できますね。気仙沼、いわき、陸前高田、金生山、そして郡上と、日本のペルム紀の三葉虫の産地と種の多様さは、驚くべき事であり、同時に誇らしい事でもあります。

    2019年03月10日 21:16
    > ORMさん 
    こちらは黒色系石灰岩から産出していますが、艶の感じから保存状態は良いのが分かりますね。岐阜のペルム紀三葉虫は、発見が遅いのですが、収束も早くて短い期間に僅かな産出があっただけなので、今となっては資料的価値も非常に高いと思います。

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