Cheirurus gibbus

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部分化石2体です。ミネラルショーで見かけるモロッコ産の通称"クロタロ"と同じです。産地が面白くデボン紀ロホコフ期(ロッコビアン)のロホコフです。この場所はボヘミア州ではなくプラハ(地続きですが)になり、首都プラハそのものが古生代の地層の上にある事がわかります。プラハ内で大規模な工事を行えば、古い地層から何か出てきそうですね。

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    Trilobites

    2021/06/29

    クロタロそのものですね。モロッコなら廃棄レベルですが、チェコ産なら部分でも簡単に入手できるものではないですね。頭部の点線を始め、細かい保存は、モロッコ産に引けを取らない事が分かる標本ですね。

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    tatsutoy

    2021/06/30 - 編集済み

    少し小さめのクロタロですが、比較的詳細を観察出来る標本です。それにしても、モロッコ三葉虫は完全体で十分な数を流通出来るという事は相当な数が見つかるのでしょうね。モロッコのデボン紀海底は三葉虫で覆いつくされている様子を想像してしまいます。

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  • この独特な頭部を持つ属/種は、あくまでモロッコ限定の産出だと思い込んでました。チェコのデボン紀でもこんな種が取れるんですね。クロタロ他、産出量が非常にモロッコの種を見ると、この種は当時の海底を埋め尽くしていたんだろうなと、私も時に想像してしまいます。古生代の当時の海底の光景を死ぬまでに見てみたいものです。

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    tatsutoy

    2021/07/02

    普通、クロタロ=モロッコですね。意外にもバランデ先生の図版には複数ページにわたり、この種類イラストが掲載されており、そこそこチェコでも産出していたのではないかと推察出来ます。
    人類が到達できない海底洞窟の隅に今でも三葉虫が生きている事を想像するとロマンが溢れます。

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