Gerastos tuberculatus marocensis

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デボン紀モロッコ産の入門種としてコレクターの多くが収集初期に購入する種類です。それほど高価でもなく、小型で派手さも無いので軽視しがちの種類であります。大きく膨らみツブツブに覆われた頭鞍、迫出した複眼もぷっくりと大きく、見た目が可愛い三葉虫で、個人的には大好きな種類です。ドイツなど欧州のデボン紀の地層から見つかるGerastos granulatusと見た目は同じの為、同種として扱われる事がありますが、近年、やっと記載が開始される様になりました。頭鞍の顆粒の状態など見分けるポイントは論文にあるのですが、実際にはこの種以外は見かけないと言って良いレベルです。また、細かい種の同定は、レベルの高い剖出がされていないと不可能です。

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    Trilobites

    2020/09/13

    爆裂する紅伝説2013年06月12日 12:28
    実はぼくも新宿ショーで、Horst Burkardさんにて、Gerastosを購入しました。ヨーロッパ産の物は持っていたのですが、モロッコ産はまだだったというのもあるのですが、やはりこの素晴らしいクオリティのクリーニングに惹かれました。ぼくは、まだ初心者ゆえに、三葉虫を種の珍しさだけで評価してしまいがちなのですが、こうした美麗な標本を見ますと、可愛い魅力に気付かされ、改めて驚いております。

    まっきー2013年06月12日 12:41
    自分もお手頃で入手しました。確かプロエタスと記載があり、そのごゲラストスって記載で販売されていたりして一体どっちなんだろって思ってました。

    2013年06月12日 20:20
    > フィロさん この標本は私的コードは若いですが、先日のショーで買い換えた標本ですので、フィロさんのGeratoとは兄弟関係かもしれませんね。今年のBurkardの標本は全体的にクオリティが高かった気がします。全ての種類をこのレベルで揃えられれば理想ですが、通常種だけでもレベルの高い標本で揃えて行きたいですね。

    2013年06月12日 20:23
    > まっきーさん この標本のラベルは、Burkard氏に直接書いてもらいましたが、Proetusと記載されています。三葉虫に限らず古生物の世界では、名称の統一が曖昧な種類が有名な種でもありますので、混乱しますよね。

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