Morocops torkozensis

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"Bumpy phacops"の一種です。発見から短期間で命名されており、それだけ注目度が高かったのでと思われます。近年、幾つかの種類が提唱されていますが、登場時はPhacops saberensis torkozensisと呼ばれる一群に属し、その後、Barrandeopsと呼ばれたり細分化されたりで混迷した時期もありますが、Morocopsに落ち着いて現在に至ります。M.forteyiなど外観上は同じですが、複眼の上の粒々が多いのがM.torkozensisとされています。クリーニングが外骨格だけを残すように抉られていますが、この様な標本は、難易度の高い種類の練習用にうってつけだったのではと思われます。

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    Trilobites

    2020/08/23

    ORM2019年11月21日 21:28
    ここまで良いクリーニングだと分かり易いですね。
    M. forteyiとそれでも迷いますが、複眼上部の粒々の分布から、torkozensisらしいですね。裏側からもプレップされているので、doublureやaxial lobeの裏(?)辺りの構造が良くわかります。Moocopsの中でも、この種とforteyiとspiniferは特に、このような良いプレパレーションのものを手に入れたいものです。

    2019年11月21日 22:28
    > ORMさん 
    ORMさんに触発されてモロッコのファコプス特集をしてみました。まだ幾つかあるので、日に1つか2つを記事にしていきます。やはりAssaのBumpy phacopsを購入するのであればHammi氏の標本に限りますね。この標本は裏側のクリーニングも素晴らしいのですが、陽の光での撮影では陰影が出来過ぎて無理でした。また裏側の写真はうまく取れ次第、追加したいと思っています。

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