Eodalmanitina destombesi

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ポルトガルのヴァロンゴ層の中で最もメジャーな種のひとつです。ポルトガル産は圧縮や変形したものがほとんどで、この標本もご覧のように上から押されたようにぺったんこになっています。ただ長い尻尾やいかにもダルマニテス的な眼、右側葉部には欠けにある治癒痕など、全体的に保存状態は良く見所のある標本です。

胸節の数は11で、これはオルドビス紀〜デボン紀までのダルマニテス科の三葉虫に共通した特徴となっています。圧縮の影響で平たくなったことも相まって他の時代のダルマニテスとそっくりな風貌です。

この標本の母岩は色々な色味の岩石をコラージュしたようになっているのが、特に気に入っているポイントです。

#三葉虫 #trilobite #化石

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