Neoceraurinella oliensis

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外殻が融けており、頬や尾部にある棘がほぼ消失しています。残念ながら、本標本に関しては詳しい情報を持っていません。
近くのGirvan, オルドビス紀産地からは、大型のチェイルルス、Hadromeros kiesleyensisが産出しており、岐阜の著名な三葉虫化石コレクター、立松正衛先生所有の標本と比較し、頭鞍部の顆粒を除いて、それに近似しています。

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    Trilobites

    2022/01/08 - 編集済み

    余り聞きなれない種類ですよね。確か2009年に巣穴氏から放出される個体があった時に悩んだ末に高額過ぎて諦めた記憶があります。それ以来、市場に出た事も無く無理してでも押さえておきたかったな、なんて今思えば感じています。因みに立松先生は名古屋ですね。

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      tatsutoy

      2022/01/08

      立松先生、名古屋でした。立松コレクションの主な展示会場が岐阜でしたね。失礼しました。

      この標本は2011年入手です。2010年前後にイギリスのコレクターが大放出された際の一体です。それにしても三葉虫の巣穴さん、ほぼ全ての産地をカバーされていて驚きますね。

      Ayrshireはシルル紀地層がほとんど無いので、これは無名の種だと思います。機会あれば他のスコットランド産標本と共に、Trilobitesさんには直接ご覧になって頂ければと思います。

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