Japanese trilobite (本邦の三葉虫)

Japanese trilobite (本邦の三葉虫)

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モロッコやロシア、北米などの地域の派手な三葉虫が目立ちがちですが、日本国内でも古生代の層が露出する地域では、種々の三葉虫が見つかっています。

カンブリア紀とオルドビス紀の地層は、本邦にはわずかな例外を除けばほぼなく、シルル紀以降の三葉虫が中心です。特に世界的に見ても貴重な石炭紀、ペルム紀の三葉虫が多産し、日本のいち三葉虫コレクターとして誇らしく思います。

具体的な産地としては、岩手県の大船渡〜陸前高田、高知の横倉山、滋賀の権現谷、新潟県青海、山口県美弥市、岐阜高山・奥飛騨地方、および岐阜大垣の金生山などが特に有名です。

私の日本の三葉虫コレクションは、現在は岐阜高山・奥飛騨地方が中心ですが、今後日本の他の地域の種も追々紹介できればと思います。

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