Stygina sp.

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オルドビス紀のモロッコ産において、数々の注目種が産出するKaid erramiですが、その中で本種は余り注目されるような種ではありませんが、非常に産出数が少ない事で知られます。同様に入手が困難なロシアのStyginaと同じ平面的な形態です。棲息当時としてもマイナーな種類であった事に変わりはないと思われます。母岩が砂岩質の様な粒子が粗目の産状なので、風化している様な印象を与えますが、ここの産地では已むを得ないと感じます。

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    Trilobites

    2020/06/27

    ORM 2018年09月21日 21:26
    モロッコであれ、ロシアであれ滅多に見かける事のない種でありますね。
    多分一度か二度、MDLさんの所でこの種が出されているのを確認したと思います。珍しかったので記憶に残っていますが、でも出品はそれっきりですね。
    まさに玄人好みの種ですね。私もこのようなオルドビス紀モロッコの、滅多に見かけない種には大変興味があります。

    2018年09月21日 22:00
    > ORMさん 
    この標本は、そのMD&Lさんより購入した標本です。この個体を入れ、世界に幾つも無いと思いますので、価格や見た目以上に貴重だと直感し購入しました。この種の様に文献すら登場が希な種類も少なからずあるのも、モロッコ、オルドビス紀の特徴ですね。

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  • この種、その後もみかけないですね。ロシア産も相当見かけないですが、モロッコ産は一層見かけず。押さえておいて、正解だったと思います。記載は大分先になりそうですが、丸っこい体型は特徴的で鑑別には苦労しなさそうです。

    Kaid erramiは有名種に混じって、謎の種を偶にみかけ面白いなと感じます。mdlさんから、おや?と思う標本の出品を度々見かけますね。

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      Trilobites

      2020/06/27

      そうですね。私は、三葉虫化石を投資目的で買ってる訳ではないですが、先が全く読めない辺り共通の感覚が必要な所も在りますよね。市場に出たら直ぐに抑えておくのか、少し様子を見るのか未だに判断に迷い、お金のこともありますが、後者のパターンが多いので、決断力が重要な収集だと実感しますね。ロシア産の入手に相当苦労した経験と、この種類のデザインは好みなので、この時は決心がついたのだと思います。

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