Solenopleuropsis marginata

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スペインレオン州、ロス・バリオス・デ・ルナのカンブリア紀地層から産出する三葉虫ですが、フランスでも見つかります。頭部、そして一部胸部にかけて顆粒状のつぶつぶに覆われているのが特徴です。保存状態が良いと、軸(真ん中の背骨のところ)や側葉に棘が残っている化石もあります。
また、初期の三葉虫にしては珍しく、丸まった状態で見つかる標本もあります。カンブリア紀でも既に三葉虫は捕食者から身を守らなければいけない時が多かったのではないかと想像します。

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    Trilobites

    2021/10/17 - 編集済み

    頭部のツブツブが良いアクセントになっていて、好みの種類です。本産地は、完全な個体が少ない気がしていて、一定状のレベルの個体は入手難易度が高いですね。産地のLos Barrios de Lunaは、北部のアストゥリアス州に近い辺りで、M.Cambrianでも初期の方の地層の様ですね。

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      tatsutoy

      2021/10/19

      論文だとまるでニューヨークやモロッコ産の様な、細部が残る標本があるのですが見かけないですね。

      産地と地層の追加情報有難うございます。Iberian and French stagesで記載されると、M. Cambrianの具体的にどこか良く存じ上げませんでした。場所はカンタブリア山脈周辺なので、レオン州とアストゥリアス州にかかり、地層の年代はCaesaraugustan–Languedocianとなっていました。

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