Crotalocephalina (Pilletopeltis) japonica

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日本にもデボン紀の地層が少ないながら存在し、モロッコのCrotalocephalusに近縁の種類が産出していた時期がありました。岐阜県の福地が比較的有名ですが、福井県の上伊勢でも同種が産出していましたが、いずれも現在では採取できません。1970年代に採掘されたこの標本は頭部だけですが、かつては佃煮状に産出したようです。推定する体長は10㎝を超える立派な三葉虫だった様です。剖出は分離が悪く熱処理を行ったとのことですが、途中でボロボロになってしまうケースも多かったそうで、この標本も裏面がレジンで補強されています。

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    Trilobites

    2020/09/14

    ORM2016年06月04日 12:48
    福地ばかり目がいってましたが、かつての話とはいえ福井でもこのような見事な標本がとれたんですね。それにしてもクロタロセファリナの当時の生息域の分布の広さには驚かされます。

    退会したユーザー2016年06月04日 20:20
    Pilletopeltis というのはモロッコやロシアでみつかる、牙?の生えたケイルルスのようですね。もしこのいかつい頭に牙がついていたとすると、これだけの大きさですから、きっとものすごい迫力だったでしょうね。

    まっきー2016年06月05日 17:12
    日本産のデボン紀の三葉虫ですね。こんなでかいのは滅多にお目にかかれなさそうですね。

    2016年06月05日 21:21
    > ORMさん 
    福地も有名ですが、上伊勢も良質な化石を曽て産出しました。採取できる時代に生まれ、採取に行きたかったですよね。デボン紀の海は、ゴンドワナとローデンシアの2大陸に分かれていましたが、現在と同様にモロッコと日本は離れていましたので、相当成功した種類の一つだったんでしょうね。

    2016年06月05日 21:25
    > citariusさん 
    牙付きをPilletopeltisというんですね。色々な復元図みると牙は描かれていないのが多いですが、日本産は状態が良くないので化石に残らないのかは分からないです。それにしても、この標本からは迫力がありので、凄みすら感じます。

    2016年06月05日 21:30
    > まっきーさん 
    国産三葉虫も海外に負けていないと思う種類の一つです。この個体は大きい方だと思いますが、彫が深く部分とはいえ想像を掻き立てる貴重な標本です。この手の標本は現在は絶産なので、入手も難しく採取者の放出を待つのみです。まだ採取できるのであれば遠くても通ってしまいますよね。

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