Permian period

Permian period

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石炭紀に極端に数を減らした三葉虫ですが、次の時代であるこのペルム紀なると、一層個体数が激減します。生き残っているのは相変わらずプロエトゥスの仲間ですが、石炭紀と種と比べても、形態からも更に小さくひ弱になっているように見えます。ペルム紀の最後には大絶滅イベントがあり、当時の殆どの生物種が滅びましたが、そんなイベントなど関係なしに三葉虫はペルム紀初期には、既に風前の灯火でした。実際、ペルム紀中期には姿を消してしまったようです。3億年もの間生き続けた三葉虫も遂に、この時代にその命脈を絶たれました。このペルム紀の化石が多く産出するのは、嬉しい事に日本であり、世界的にも重要な産地となっております。

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