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世界の蒸気機関車切手コレクション

爺さんのコレクションでしたが、子供の頃から鉄道が大好きだった私も頒布会から切手が届くのを心待ちにしておりました。パート1(全16回の頒布)、パート2(全13回の頒布)があり、毎回リーフが5枚程度、届いていました。切手の枚数にすれば300枚程度でしょうか?今見てもワクワクします。

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    ラオス/1988年発行 エッセン切手展'88(鉄道創業期の機関車-1)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

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    ラオス/1988年発行 エッセン切手展'88(鉄道創業期の機関車-2)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

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    グレナダ/1991年12月2日発行 ジョージ・スチブンソンとその機関車(鉄道創業期の機関車-3)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

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    グレナダ/1991年12月2日発行 ジョージ・スチブンソンとその機関車(鉄道創業期の機関車-4)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

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    グレナダ/1991年12月2日発行 ジョージ・スチブンソンとその機関車(鉄道創業期の機関車-5)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

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    アメリカ/1987年10月1日発行 切手収集月間(アメリカの初期の機関車-1)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

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    アメリカ/1987年10月1日発行 切手収集月間(アメリカの初期の機関車-2)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

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    ガイアナ/1994年11月15日発行 (英米の古典的機関車-1)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

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    ガイアナ/1994年11月15日発行 (英米の古典的機関車-2)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

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    ガイアナ/1994年11月15日発行 (英米の古典的機関車-3)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

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    アンチグア・バーブーダ/1991年3月発行 (世界の歯軌条鉄道-1)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

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    アンチグア・バーブーダ/1991年3月発行 (世界の歯軌条鉄道-2)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

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    ガイアナ/1994年11月15日発行 (英米の古典的機関車-4)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

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    ガイアナ/1994年11月15日発行 (英米の古典的機関車-5)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

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    グレナダ/1994年11月15日発行 (世界の鉄道Ⅱ-1)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

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    グレナダ/1994年11月15日発行 (世界の鉄道Ⅱ-2)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

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    グレナダ/1994年11月15日発行 (世界の鉄道Ⅱ-3)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

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    ラオス/1988年発行 エッセン切手展'88(鉄道創業期の機関車-1)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

    『トレビシックが作った世界最初の蒸気機関車<ペニーダーラン>』

     世界の鉄道の歴史の中で、蒸気の力で貨車や客車を牽引して路線の上を走る"蒸気機関車"が製作されたのは1804年(公開実験は1808年)のこと。
     イギリスの天才的な機械技師リチャード・トレビシックが、ペニー・ダーランの炭鉱用として製作したのが最初である。
     大きなハズミ車や複雑な歯車装置など、現代の機関車と比べるとずいぶん変わった形をしているが、シリンダーからの排気を煙突の下から噴出させ、その勢いで火床へ空気を吸いこむブラスト装置や、ピストンからクランクを通して動輪へ動力を伝達する装置などは、現代の機関車にまで引き継がれている不滅の原理である。
     その頃、各地の鉱山や炭鉱などでぼつぼつ使い始めていた鉄道は、すべて馬がひっぱる馬車鉄道であたので、この"機械の馬"蒸気機関車の出現は、陸上交通機関にとっては一大革命であったはずだが、世間一般の反応は意外と厳しかったようだ。
     彼はその後も改良を加え、1808年には、新作の機関車に<つかまえてごらん>というふざけた名前をつけて、ロンドン市内の広場に特設した円形の路線を走って見せ、蒸気機関車が交通機関として立派に実用になることを証明しようとしたが、世間からは十分に理解されないまま、余り恵まれない一生を送った。

    ※発行当時の説明です。

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    • 登録日:2020/2/7

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    ラオス/1988年発行 エッセン切手展'88(鉄道創業期の機関車-2)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

    『レインヒルの機関車コンテスト』

     建設を進めていたイギリス2番目の公共用の鉄道、リバプール・マンチェスタ鉄道では、主任技師ジョージ・スチブンソンの強力な主張により、その動力として蒸気機関車を採用することを決定し、開業の前年1829年に、レインヒルで一般の公募による機関車のコンテストを実施した。
     実際に参加したのは下記の3台で、重量その他の測定と、試運転による牽引力や速度などの審査が実施された。

    1.ハックワースの機関車<サンスパレール>
     ストックトン・ダーリントンの鉄道お主任技師ティモシー・ハックワースが製作した自信の機関車であったが、試運転中にボイラの給水ポンプが故障のため運転不能となり、失格となった。

    2.ブレイスウェイトとエリクソンが共同で製作した機関車<ノベルティ>
     奇妙な外形だが、外部の仕上げが美しく、前評判の高い機関車で、指定の最高速度36km/hを軽く突破したが、試運転の途中で独特の火床への空気強制導入装置の故障で動けなくなり、これも失格となった。

    3.スチブンソン父子の機関車<ロケット>
     重量わずか4.5トンの小型ながら、外形もすっきりしており、性能も極めて優秀で試運転では12.5トンの貨物を牽引して平均速度24km/hで走り、最高速度も36km/hを軽く突破したので、最優秀機関車として500ポンドの賞金を獲得すると共に、リバプール・マンチェスタ鉄道の最初の指定形式となって、翌1830年には、開通初列車を牽引した。

    ※発行当時の説明です。

    #切手

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    • 登録日:2020/2/9

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    グレナダ/1991年12月2日発行 ジョージ・スチブンソンとその機関車(鉄道創業期の機関車-3)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

    『蒸気機関車の父ジョージ・スチブンソン(1781-1848)』

     ジョージ・スチブンソンは幼い時に父に従って、イングランド北部のワイラム炭鉱で働いていたが、夜間の工業学校に通って機械学を習得し、20才で炭鉱の技術員となった。当時各地の炭鉱で、石炭やズリ(石屑)の運搬用としてぼつぼつ蒸気機関車が使われるようになっていた。彼はその修繕などを手掛け、1814年には、最初の機関車<ブルッヘル>の製作に成功した。

     発足したばかりの世界最初の公共用の鉄道、ストックトン・ダーリントン鉄道から迎えられてその主任技師となり、1825年9月27日、同鉄道の開通式には、自作の機関車<ロコモーション>を使って、開通初列車の運転に成功した。

     さらに1828年にはリバプール・マンチェスタ鉄道の主任技師に就任し、1829年の会社主催の機関車コンテストには、息子のロバートと共同製作した機関車<ロケット>を出品して、みごとに1等賞を獲得した。

     その後は機関車工場の経営は息子のロバートに任せ、自らは国内に乱立した多くの鉄道の軌間の統一に尽力して「標準軌間」を確立したり、また鉄道建設コンサルタントとして、イギリス国内はもとより、スペイン、ベルギーなどヨーロッパ各国の初期の鉄道の建設を指導した。

     1848年、67才で世を去ったが、「鉄道の父」たるに相応しい偉大な功績を称えて、彼の肖像とその機関車を描いた切手が、世界各国で数多く発行されている。

    ※発行当時の説明です。

    #切手

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    • 登録日:2020/2/15

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    グレナダ/1991年12月2日発行 ジョージ・スチブンソンとその機関車(鉄道創業期の機関車-4)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

    『世界最初の公共用の鉄道、ストックトン・ダーリントン鉄道の1号機機関車、スチブンソンが作った<ロコモーション>』

     1825年9月27日、蒸気機関車運転として計画された世界最初の鉄道が、イギリスのストックトンとダーリントンの間で開通した。この日スチブンソンは自分の工場で作った機関車<ロコモーション>に、石炭を積んだ貨車21両と招待客を乗せた貨車21両を連結し、自ら運転して、ダーリントンからストックトンまでの60kmを平均速度16km/hで走った。列車の前方に赤い旗をたてて馬に乗った男が、群がる見物人を追いちらして列車を案内した。
     <ロコモーション1号>は、スチブンソンが、それまでの経験を活かし、さらに改良を加えて制作した自信の作品であったが、弁装置などの構造が複雑で故障が多く、蒸気の発生量が十分でなかったため、十分な牽引力が得られなかった。また、機関車はこれ1両だったので、開通式の後は貨物列車専用となり、開業してから8年間は、旅客列車に関しては、従来道路を走っていた馬車の客車をそのまま路線に乗せて、馬が引いて走った。

    ※発行当時の説明です。

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    • 登録日:2020/2/20

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    グレナダ/1991年12月2日発行 ジョージ・スチブンソンとその機関車(鉄道創業期の機関車-5)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

    『スチブンソンの改良型 2-2-0機関車 <プラネット>』

     スチブンソンが製作してレインヒルの機関車コンテストに出品し、1等賞金を獲得して同鉄道の最初の標準形となった0-2-2機関車<ロケット>は、小形ながらまことに性能の良い機関車で、良好な運転成績を示し、以後の蒸気機関車の進歩発展に大きく貢献した、しかし、2個のシリンダがボイラの前部両側のかなり高い位置に、45度に傾斜して取り付けられていたため、運転中の横揺れが激しく、機関士を悩ませた。

     ロバート・スチブンソンはこの欠点を解消するために、シリンダを水平にして台枠の内側、ボイラの直下に移し、そのために車輪と従輪の位置を前後逆にして2-2-0の車輪配列として新形式の機関車<プラネット>形を開発してリバプール・マンチェスタ鉄道に提供した。横揺れはほとんど解消し、性能も一段と向上して上々の成績を示し、その後10年間にわたって、同鉄道の標準形機関車として活躍した。

    ※発行当時の説明です。

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    • 登録日:2020/3/9

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    アメリカ/1987年10月1日発行 切手収集月間(アメリカの初期の機関車-1)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

    『サウスカロライナ鉄道の最初の機関車<チャールストンの親友>』

     1830年、チャールストン・ハンバーグ鉄道(後にサウスカロライナ鉄道と改称)の注文で、ニューヨークのウェスト・ポイント機械工場が製作した0-4-0機関車。
     試運転では、50人の乗客を乗せた客車5両を牽引し、速度33km/hで走って上々の成績を示した。12月25日の開通式には開通列車を牽引した。
     たて形のボイラと2軸の同動輪、内側2シリンダの構造は当時の鉄道の先進国イギリスの機関車に比べても、いささか遜色のないものであった。
     この鉄道はその後急ピッチで路線の建設を進め、1833年にはチャールストーン~ハンバーグ間218kmを完成し、当時の連続延長最大の鉄道となった。
     しかしながら、この1号機関車<チャールストーンの親友>は、この年の6月17日、本線列車を牽引して走行中に、ボイラーの安全弁から蒸気の洩れる音を気にした機関助士が、安全弁を紐でしばりあげたため、ボイラーんの圧力が異常に上昇しても安全弁が作動せず、ついに列車運転中にボイラ爆発の大惨事を起こしてしまった。

    ※発行当時の説明です。

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    • 登録日:2020/4/10

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    アメリカ/1987年10月1日発行 切手収集月間(アメリカの初期の機関車-2)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

    『2軸ボギー先台車の登場-<ブラザ・ジョナサン>と<ゴーワン・マークス>』

     ヨーロッパ各国の初期の鉄道建設は、ほとんどすべて2つの都市の間を連結するというやりかたであったが、アメリカではこれと違って、大西洋岸の港湾都市から西へ向かって進め、平坦な路盤を作るとまず枕木とレールを並べて、1kmでも先へ路線を延ばしていく方法をとった。そのため出来上がった路線は軟弱で急カーブも多く、列車は横揺れと上下の振動で、いつも脱線の危険にさらされていた。

     ニューヨークのウエスト・ポイント機械工場では、1832年、この路線の不良による列車の上下左右の振動を防止する方法として、2軸ボギー先台車を考案し、早速モホーク・ハドソン鉄道注文の機関車<ブラザ・ジョナサン>にこの新方式を適用した。2軸ボギー先台車はバネ装置で上下の振動を吸収し、台車はピボット構造で機関車本体に連結されているので、左右の廻転が出来、車両の横揺れが吸収できるわけである。結果は大成功で、アメリカでそれまでにない96km/hもの猛スピードを出したと言われている。続いて1839年には、イーストウィック・ハリソン社で、フィラデルフィア・レディング鉄道の貨物列車用として、列車重量の増大とスピードアップの要請にこたえて、4-4-0形の機関車を製作し、出資銀行の名をとって<ゴーワン・マークス>と名付けた。比較的に平坦な線区ではあったが、1840年には総重量423トンの貨物列車の運転に成功した。

     4-4-0の車両配列はアメリカの鉄道の条件に大変よくマッチして大評判となり、各鉄道ではこぞってこれを採用したので、19世紀後半の50年間にアメリカで製造された機関車の85%を占め<アメリカン形>と愛称されるようになった。

    ※発行当時の説明です。

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    • 登録日:2020/5/10

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    ガイアナ/1994年11月15日発行 (英米の古典的機関車-1)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

    『イギリスの0-6-0機関車』

     1865年頃から20世紀の初頭にかけて、イギリスの各鉄道は、貨物列車の機関車として、ほとんどすべて0-6-0形を愛用し。1913年には0-6-0テンダ機関車だけでその数は7000両に達し、同じ車輪配列のタンク機関車3400両を合わせるると、全国の機関車総数の46%に達した。

     $25の切手描かれているのは、1882年、サウスイースタン鉄道が採用した0-6-0テンダ機関車で、貨物列車だけでなく、ロンドン~ドーバー間の険しい線区の旅客列車にも重宝に使用された。

     $300の切手には、ハイランド鉄道の機関車技師ウィリアム・ストラウドレーが、ロンドン・ブライトン・サウスコースト鉄道に移籍後まもなくの1882年、前任鉄道での経験を生かして。自社生産の末に誕生したすばらしい0-6-0タンク機関車が描かれている。重量24.6トンの小型ながら、前進・後進を敏速にくり返すことのできる高性能が好評を博し、当時イギリスの紳士がキツネ狩りに愛用した小形の猟犬の名をとって<テリア>形と愛称された。

     最初の目的はロンドン郊外線の通勤列車用であったが、次第に用途を広げ、支線区の旅客・貨物両用として便利に使用された。1922年以降は機関車の大型化にともなって不要となり、各地に転売され、一部はワイト島鉄道に移されて活躍した。

    ※発行当時の説明です。

    #切手

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    • 登録日:2020/4/10

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    ガイアナ/1994年11月15日発行 (英米の古典的機関車-2)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

    『フランスのマルク・サガンが作った送風機付きの機関車』

     フランスのサンテチエンヌ・アンドレジュー鉄道のマルク・サガン技師は、スチブンソン社から購入した機関車の蒸気の発生が悪いのに気が付き、自分で新しい構想の機関車を制作することにした。

     石炭の燃焼でできた熱気がボイラの中を通り抜ける焔管の数を増やすとともに、ボイラの両側の壁に鉄製の水タンクをちくっつけ、水がボイラに入る前に予熱して、燃料の節約を図ることにした。また、炭水車に車輪の廻転で運転する送風機を取り付け、火床の下から空気を送り込んで。石炭の燃焼を強くする構造とした。

     1829年11月の試運転で、19トンの貨車をひいて勾配線を上がったが、速度は4km/h程度しか上がらず、その後も機械的な故障が多く、結局は、スチブンソンがその機関車<ロケット>で試験的に採用した、煙突の下からシリンダの排気を吹き上げ、その勢いで火床の下から空気を吸い上げる「ブラスト」装置には及ばないことが分かり、この送風機方式はその継続研究を断念せざるを得なかった。

    ※発行当時の説明です。

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    • 登録日:2020/4/9

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    ガイアナ/1994年11月15日発行 (英米の古典的機関車-3)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

    『米ボルチモア・オハイオ鉄道の0-8-0機関車<カンバーランド>』

     1840年代の初め頃、ボルチモア・オハイオ鉄道では、石炭の輸送力増強のため、より強力な機関車導入の必要に迫られていた。ちょうどその頃、ロス・ワイナンス社がマサチューセッツ西部鉄道に、堅形ボイラーの付いた巨大な8輪連結の機関車を納入して好評を得ているとの話を聞き、早速同社にこれと同形の、ただし横型ボイラ式の機関車を発注した。1844年から46年の間に、同形の機関車12両を購入し、それぞれに番号と名称を付けた。切手に描かれているのはNo.37<カンバーランド>である。切手の絵で見られるようにまことに奇妙な設計で、動力は前部の横型シリングから長い連結棒で後部の運転室床下の中間軸に伝達され、歯車装置で第4動輪を駆動する。<マッド・ディガー>(泥堀り機械)という奇妙なあだ名が付いたが、そのあだ名の由来についても、またワイナンスがなぜ車両の最後部、最も温度の高いはずの火室の近くに、複雑な歯車装置を設置したのかはわからない。現代の機関車の常識では、前部のシリンダから長い連結棒で直接第3動輪を駆動した方がはるかに賢明だと思われる。

    ※発行当時の説明です。

    #切手

    ■Twitter
    https://mobile.twitter.com/nLiqdpKI2RDGIuY/status/1248968505761792001

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      33がいいね!と言っています。

    • 登録日:2020/4/13

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    アンチグア・バーブーダ/1991年3月発行 (世界の歯軌条鉄道-1)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

    『ブレンキンソップとマレーが作った世界最初の歯軌条式機関車』

     リーズに近いミドルソン炭坑の主任技師ジョン・ブレンキンソップは、トレビシックの機関車を観察して、ちょっとした坂を登るにも車輪が空転することを目撃し、これを防止するために、機関車の車輪を歯車とし、地上に設置したレールの側面につけたイボと嚙合わせることを考えつき、機械技師マシュー・マレーと共同でこの方式の機関車を制作した。

     トレシビックの機関車は、シンリンダが1個であったため、クランクの位置がピストンの直線上で停止したとき(「死点」という)は、次の始動が困難であったので、マレーはシリンダを2個とし、クランクの角度に90度の差をつけることによって、死点をなくすことに成功した。

     <プリンス・ロイヤル>と名付けたこの機関車は、重量5トンの小型だが、1812年8月12日のミドルトン~リーズ間の平坦線を、90トンの貨車を牽引して、速度6.5km/hで快走した。上々の成績に満足して同形の機関車3両を制作した。

     その後10年ほどたって、スチブンソンその他の優秀な技術者の研究と努力の結果、この複雑な歯車と歯軌条を使わなくても、動輪とレール面の摩擦力だけで、平坦線はもとよりかなりの勾配線でも、列車や貨車を牽引して走行できる機関車が出現したので、この方式の機関車は当分の間沙汰やみとなった。

    ※発行当時の説明です。

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    • 登録日:2020/4/20

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    アンチグア・バーブーダ/1991年3月発行 (世界の歯軌条鉄道-2)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

    『米マニトウ・パイクスピーク登山鉄道』

     パイクスピークはアメリカ中央部、大ロッキー山脈の東端、バーク山脈中の標高4,300mの巨峰である。マニトウ・パイクスピーク鉄道は、麓のマニトウ・スプリングスを起点に、パイクスピーク頂上まで、標高差2,200mを結ぶ、延長14.2km、平均勾配160%、標準軌間、アプト式の登山鉄道で、1896年に開通した。当初は小さな蒸気機関車が、2時間30分かかって客車1両を押し上げたが、1963年からは、スイス製のディーゼル電車(世界の歯軌条鉄道-1の40c切手を参照)が導入され、運転時間は1時間30分に短縮されている。

     ゆったりとした車窓からは、西に連なるロッキーの峰々や、東にひろがる大平原のすばらしい眺望が満喫できる。定期列車は1日2往復だが、夏期の週末には、頂上付近からのご来光見物のために、深夜に麓の駅を出発し、早暁に頂上に着く特別列車が運転されている。

    ※発行当時の説明です。

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    • 登録日:2020/4/29

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    ガイアナ/1994年11月15日発行 (英米の古典的機関車-4)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

    『米ハドソン運河会社の0-4-0機関車<ストアブリッジ・ライオン>』

     1829年1月。イギリスのストアブリッジにあるフォスター・ラストリック社では、ジェット・エンド炭坑の注文で、外形も構造もスチブンソンの<ロコモーション>にそっくりの2軸連結機関車を制作した。

     アメリカのデラウェア・ハドソン運河会社の鉄道建設に当たっていたホレイショ・アレンは、これを聞いて早速イギリスに渡り、試運転の成績を見てすっかりこれに惚れ込み、同形の機関車1両を注文した。機関車は5月15日にニューヨーク港に到着した。スチブンソンの機関車<ロケット>がレインヒルの機関車コンテストで、1等賞を獲得するようりも、5か月も前のことである。

     機関車の正面に大きなライオンの頭を描いて、<ストアブリッジ・ライオン>と命名した。8月8日カーボンデール~ホーンスデール間で、アレンが自ら運転して、石炭列車を牽引して試運転が行われた。運河を渡る橋梁の前後がかなりきつい勾配になっていたが、時速15kmばかりで、橋梁を何回も行ったり来たりして見せた。彼は得意満面だったがこれが見事な失敗で、橋梁は7トンの機関車の重量に耐えられず。傾いてしまった。機関車はお蔵入りとなり、二度と使用されることはなかった。

    ※発行当時の説明です。

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    • 登録日:2020/5/3

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    ガイアナ/1994年11月15日発行 (英米の古典的機関車-5)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

    『米ユニオン・パシフィック鉄道のロジャース製4-4-0アメリカン形機関車』

     タマス・ロジャーズ、ニュー・ジャージー州の機関車メーカーとしてこれほど有名な人はいない。数年間、他の会社で修業した後、1832年、<ロジャーズ・ケッチャム・グロブナー社>を成立して自ら社長となり、次第に機械メーカーとしての地歩を固め、1835年には、機関車並びに鉄道車両メーカーとしての旗揚げを宣言した。

    1837年、1号機関車4-2-0<サンダスキー>を制作。1844年以降は専ら4-4-0アメリカン形を製作した。この切手に描かれているのは、1850~60年頃の同社の標準的4-4-0機関車である。主燃料が木材であることを示す漏斗形の大きな煙突、前面下部のカウキャチャー、駅への接近を知らせ、また牧場の牛を追い散らすための大きなベルなど、典型的なアメリカン形だが、火室を広くするために、ボイラー胴後部の直径を太くしたワゴントップ形ボイラや構造が簡素で作用が確実なリンク式の弁装置など、同社の長年の技術の蓄積を物語る作品である。

    ※発行当時の説明です。

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    • 登録日:2020/5/8

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    グレナダ/1994年11月15日発行 (世界の鉄道Ⅱ-1)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

    『英ストックトン・ダーリントン鉄道の6輪連結機関車<ウィルバーフォース>』

     1826年、鉄道の先覚者となって急に身辺多忙となったジョージ・スチブンソンの後をついで、ストックトン・ダーリントン鉄道の技師長に就任したティモシー・ハックワークは、翌27年、スチブンソンが製作した動輪2軸の機関車<ロコモーション>の牽引力増強のため、これを改造した世界最初の動輪3軸連結<ロイヤル・ジョージ>を製作した。試運転では平坦線で100トンの貨車を牽引して時速8kmで走り、上場の成績をしめした。

     ハックワースはこれに満足することなく、1831年には、さらに斬新強力な6輪連結機関車を製作し、これを<ウィルバーフォース>と名付けた。機関士席の左右に堅形のシリンダを置き、連結棒とクランクで、足元に車軸と平行に設置した中間軸を廻転し、この廻転を連結棒で3軸の動輪に伝える構造であった。ボイラの前後に1台ずつの炭水車をつけ、前の車には機関助士(火夫)と石炭を、後ろの車には、大きな樽形の水槽を積んだ。運転成績が良好だったので、同形の機関車3両を追加製作したが、その後は、構造の複雑な堅形シリンダと中間軸方式をやめて、横形シリンダで直接直近の動輪のクランクを廻転するように改善した。

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    グレナダ/1994年11月15日発行 (世界の鉄道Ⅱ-2)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

    『英グレート・ウェスタン鉄道の広軌用2-2-2機関車<ノース・スター>』

     ロンドンから西に向かって走る幹線グレート・ウェスタン鉄道は、初代技師長アイサムバード・キングダム・ブルーネルの強い信念で、7フィート(2,140mm)の広軌を採用したために、その発端から軌間4フィート81/2インチ(1,435mm)の英国内の各鉄道から仲間外れとして孤立していた。

     この<ノース・スター>がグレート・ウェスタン鉄道の手にはいったのは、ちょっとした偶然からである。この機関車は、1837年、スチブンソン工場でアメリカのニューオルレアン鉄道(軌間5フィート6インチ=1,676mm)向けに製作されたもので、一旦は船でアメリカへ輸送されたが、取引上の行き違いでイギリスへ送り返された。これを軌間7フィートに改造してグレート・ウェスタン鉄道が引き取ったものである。運転成績は優秀で、1838年、46トンお客車を牽引して、最高72km/h、平均62km/hで走った。1925年の鉄道100年記念のとき、レプリカが製作され、スウィンドンの博物館に保管されている。

    ※発行当時の説明です。

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    グレナダ/1994年11月15日発行 (世界の鉄道Ⅱ-3)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

    『英グレート・ウェスタン鉄道の広軌用2-2-2機関車<ファイア・フライ>(ほたる)』

     グレート・ウェスタン鉄道は創業当時から大輸送力鉄道を目標に、軌間7フイートの広軌を採用していたが、入手した機関車がすべて貧弱で、万年的に輸送力不足に悩んでいた。1839年機関車主任技師に就任したダニエル・グーチは、最近スチブンソン社から購入した<ノース・スター>(世界の鉄道Ⅱ-2を参照)を参考に、早速新しい機関車の設計に着手した。最初に出来上がったのがこの2-2-2<ファイアフライ>で、その第1号機は1840年に完成した。広軌の特性を生かして横幅は大きく、太いボイラと長い煙突、どっしりとした外台枠と大きな車輪など、堂々たる偉容で、運転性能もまことに優秀であったので、1842年までに62両が製作され、この鉄道の貨物輸送力の中心として活躍し、当時の数多い鉄道の中で、機関車の速度と牽引力については、遥かに群を抜いた技術力を誇示した。

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