103系 運行番号表示器

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103系の先頭車、クハ103-14号車に搭載されていた
運行番号表示器になります。

103系の前面行先表示器は出回っておりますが、
運行番号表示器は、廃車時に取り付けたまま解体される為、
部品単位での現存は、極めて珍しいと思います。

初代「みどりの山手線」クハ103-14は、カナリア色の
山手線101系の置き換え用として、1964年9月10日に
東急車両にて誕生しました。池袋電車区に新製配置され、
1975年頃の山手線保安装置改良まで活躍しました。

その後、関西の明石電車区に転属して、
スカイブルー塗装に塗り直され、京阪神緩行線にて活躍。
1986年に再び関東に戻り、豊田電車区にてオレンジ色に
衣替えをして、青梅線や武蔵野線運用に従事しました。

1994年度に豊田電車区で廃車予定だったクハ103-14は、
解体待ちの1994年9月に、東北地方を襲った台風の影響で、
宮城野電車区(仙石線)の103系が水没する被害が発生。
クハ103-14は、同じく廃車解体待ちだった3両と共に、
仙台の宮城野電車区に1994年9月25日付けで救済転属。
被災車両の復旧まで約2ヶ月、オレンジ色のまま仙石線で
活躍しました。1994年12月12日に任務完了で廃車解体。

当時、オレンジ色の103系が仙石線で運用に就くとあり、
私も含め、かなりの人が撮影に訪れて、一躍有名車両に
なりましたが、他にも関西の特別保全工事(リニューアル)
車両が関東に(再)転属して運用された例も極めて珍しく…

幕マニア的には、数字幕が「オリジナル」「関西数字」
英文字が豊田電車区「E表示」入りと、車両が辿った歴史
全が、一台の表示器の3幕に凝縮されているという。
※数字の書体が微妙に違うのが、わかりますでしょうか…

そして、宮城野電車区に救済転属した事によって、
私のカメラにも納まり、廃車解体時に表示器が取り外され
現在、私の手元にある。という、まさに奇跡の一台です(笑)

木製で製造後50年以上経ちますが、特に部品交換もせず、
蛍光灯スイッチを取り付けたのみで、まだまだ元気です。
蛍光灯のソケットが、旧タイプ(昔の太い蛍光管用)なので
今の細い蛍光管は、ブカブカです…

#行先表示器 #方向幕 #103系 #運行番号表示器

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    realminiature

    2017/09/30

    今回も楽しませていただきました!歴史ですねえ。

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    • Animals 29

      おまつ。

      2017/09/30

      コメントありがとうございます⭐

      人間も一人一人に歴史があるように、
      鉄道車両にも、1両単位でドラマがあると思います。

      所有部品の、搭載車両の歴史を調べることで、
      コレクションにも一層、愛着がわきます(笑)

      また宜しくお願い致します。

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    TWIN−MILL

    2017/09/30

    いやぁ、凄い。マニアック過ぎですが、解りやすい文面で楽しめました。関西数字って初めて知りました。若干太いのが関西ですか?

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    • Animals 29

      おまつ。

      2017/09/30

      コメントありがとうございます⭐

      十位の独特の書体がオリジナルで、
      一位の少し太く、丸みを帯びているのが、
      関西で幕を交換した車両に
      多く取り付けられたものです。

      幕を納入した業者の違いによる、
      書体の差だと思われます。
      関東では、オリジナル幕の在庫が
      多かったのかもしれないです。

      また宜しくお願い致します。

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