Bremer, Fredrika (フレデリカ・ブレーメル)

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スウェーデン 1965年

(1801-1865)
スウェーデンの作家。スウェーデンにおける女性解放運動の先駆者。
オーボ(現・フィンランド、トゥルク)生まれ。裕福な商人の家に生まれ、厳格な両親のもとで育つ。
1821年、卒業旅行で訪れたパリで社会活動に関心を持ち、帰国後貧困者や病人を支援する活動に参加、父親の死後は作家としても活動する。
その名声は次第に高まり、1830年代にはスウェーデンを代表する作家として国際的にも知られるようになった。莫大な富を築いていたが、未婚であったため成年者と見做されることはなかった。そのため自分を成年者と認めるよう国王カール14世ヨハンに直訴し、権利を勝ち取った。
その経験を踏まえ、1856年小説『ハルタ 魂の物語』を発表。両親に反抗し、契約結婚から逃れようとする女性を主人公にしたこの小説は、国中に大論争を巻き起こし、その結果1858年に未婚女性でも25歳になれば成年者として認められるよう法律が改正された。
晩年はヨーロッパ各国を歴訪したり、議会改革の議論に参加するなど活動。

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