カッシーナとは?
元は教会にある木製椅子の製造事業などをしていた会社を、1927年イタリア・ミラノ近郊でカッシーナ兄弟が「Cassina.S.p.A」として正式に会社化したことが始まり。当時のイタリアは世界大戦が終わり、カッシーナ社は手工業的な生産から、世の中の動きに合わせて外部のデザイナーとのコラボレーションを開始し、デザイン製の高いさまざまな種類の家具を生産するようになり、規模と名声を拡大していった。
1950年イタリアデザイン界の父と呼ばれたジオ・ポンティ(Gio Ponti)とのコラボレーションでさらに世間に名が広まり、1957年に発表された世界で最も軽い1700gの椅子「スーパーレジェーラ(Superleggera)」で一躍有名になった。
カッシーナでは、主に20世紀初頭の巨匠建築家たちの作品を復刻したシリーズ「I Maestri(イ・マエストリ)」と現代を代表する建築家やデザイナーとのコラボレーションによる「Contemporary(コンテンポラリー)」という2つのコレクションが展開されている。日本でよく聞く「カッシーナ・イクスシー(Cassina Ixc.)」は、本家カッシーナの正規輸入代理店で、世界で唯一ライセンス生産をしているブランド。