月型芯とは?

月型芯とは、靴のかかと部のアッパーライニングの間に入れる、文字通り「月型(半円)」の補強芯のこと。カウンターとも言われます。靴のかかと部分は着脱によって繰り返し摩擦を受け消耗しやすい箇所で、月型芯は靴の形状維持やかかとを保護し安定させるために重要な部品です。
素材は、タンニン革とその床革(とこがわ)が多く用いられてきました。現在は、革くずをリサイクルしたレザーボードを靴型に合わせ成形したモールドカウンター、または合成シートを溶剤で柔らかくし成形するタイプが使われることが多いよう。

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秋冬の代表的な生地「フランネル」を徹底研究。タフで味わいのある、その特徴と魅力、お手入れについて

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春夏の革靴選びは一味違う。クラシッククロージングを語る【鼎談 後編】

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