ビクトリア様式とは?

1837~1901年イギリスのビクトリア女王時代における美術・工芸様式のこと。ヴィクトリア様式、ビクトリアン様式ともいう。
従来の石や煉瓦(れんが)などに加え、鉄・コンクリート・ガラスといった新しい工業的材料を積極的に採用したことも特徴的。
初期には過去の様式を中世回帰の風潮をきっかけに、ゴシック様式やバロック様式を中心とした過去の様式をモチーフにした意匠・装飾が見られる。中期のアンピール様式を経て、近代化の影響を受け通俗的な装飾過剰な様式へと変化していった。
1851年のロンドン万国博にはこの時代を反映するものが多く展示され、ガラス張りの建築「水晶宮(クリスタルパレス)」は、その後の建築に大きな影響を与えた。

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照明デザイナー遠藤道明さん「太古から存在するオレンジ色の光が人を癒すんです」 連載:あかりと暮らす#01

時にはドラマチックに、時にはロマンチックに。椅子と同じくらい、もしくはそれ以上に照明は空間を変える可能性を秘めています。

照明をメインとしたデザインカンパニー「ディクラッセ」代表の遠藤道明さんは、光の色や光の陰影を大切にして照明などをデザインしています。例えば、木漏れ日のモチーフに影をデザインした照明「Foresti」、シェードに反射した光が天井に向かって広がる「onda」。

家電量販店に電球や照明を買いに行った際、目がチカチカした経験はありませんか?遠藤さんが作る照明はまったくそんなことはなく、むしろ光に包まれるような感覚を覚えます。それはたくさんの照明が吊り下がっているディクラッセのショールームでも変わりません。なにが違うのでしょう。

照明との付き合い方を考えるべく、連載「あかりと暮らす」では遠藤さんがインスピレーションを受けたという欧米のあかりを取り上げます。

第一回はイントロダクションとして、遠藤さんが照明をなりわいにしようと思った最初の一灯、日本の照明文化などについてお話を伺いました。癒しの光はワット数を下げれば作れる、というわけではなさそうです。

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椅子の神様と呼ばれる家具モデラー、一脚入魂の仕事

「椅子の神様」と呼ばれる職人が東京にいる。