今回は今年の春に日本に初上陸したばかり! カリフォルニア生まれのブランド「THE ROARK REVAIVAL(ロアーク リバイバル)」のフォールディングナイフ、「GRANDDADDY'S POCKET KNIFE」をご紹介。なぜか旅へ携えたくなる、そんな冒険心を掻き立てるアイテムなんです。
ロアークリバイバルのフォールディングナイフ
記念すべき10シーズン目の2016春夏コレクションより、遂に日本でもローンチされたブランド「THE ROARK REVAIVAL(ロアーク リバイバル)」。
ゴールドの金具と木目のコンビネーションがクラシカルな印象のフォールディングナイフ「GRANDDADDY'S POCKET KNIFE(グランドダディーポケットナイフ)」は、アメリカの伝統的なナイフのスタイルを踏襲したモデル。金具部分には「ROARK」の刻印がさりげなく施されている。ロック機構は安全性の高いロックバック式。
フォールディングナイフとは
持ち手となるハンドル内部にブレード(刃物)部分を収納できる構造が特徴のナイフ。その用途はアウトドア、サバイバル、フィッシング、登山などさまざま。一つあればなんでもこなせるので、アウトドア好きにはおすすめのアイテム。
思わず見せたくなる、ヴィンテージ感漂うポケットナイフ
「ブランドの存在は2年くらい前から知っていて、Instagramにアップされている写真がカッコ良くてよくチェックしていたんです。バイキングの格好をしたショットがあってそれが特に印象的で。今年の春夏シーズンから日本でも展開されるというニュースを聞いて楽しみにしていました。で、さっそく購入したのがこのポケットナイフとフラスクです」
「THE ROARK REVAIVAL(ロアーク リバイバル)」は2011年にスタートしたブランド。世界中を旅しながら、各地でユニークな物語を紡いでいる架空の人物・Mr.ROARKを追いかけ、各国の雰囲気にインスパイアされたウエアやギアを展開している。サーフ&ストリート、トラベル、キャンプ、モーターサイクルなどそれぞれのエッセンスが絶妙に絡み合って構成されており、どれにも括られない独特の存在感を放っている。
「ナイフはアメリカの有名なブランド『BUCK (バック)』のフォールディングハンター110をモチーフにしていて、ナイフを入れるケースも付いています。さらに木箱に入っていて、この“わざわざ感”にコレクション欲をくすぐられんですよね」
フラスクとは
ウィスキーやウォッカなどアルコール度数の高い蒸留酒を携帯するための、アルコールボトル。スキットルやウィスキーボトルとも呼ばれる。
BUCK フォールディングハンター110とは
1902年創業、アメリカの老舗ナイフメーカー「BUCK」のナイフ。折りたたみナイフの代名詞とも言われているモデルで、1964年の発売以来、世界中で愛されているロングセラー。
折りたたむと手のひらサイズに。ハンドルの後ろ、切り欠きから見える板がロッキングバーで、使用時はこのバーでブレードを固定する。
持ち運び用のケース、ナイフとケースを入れる木箱。贈り物にも喜ばれそうだ。
旅情をかき立てられるアイテム展開
「アイテムはもちろんなんですけど、毎シーズンのテーマがユニークで。世界各国をテーマにしたLOOKBOOK(カタログ)も楽しみのひとつです。LOOKBOOKのほかにZINE(ジン:ミニマガジン)も作っていて、今シーズンはベトナムのハノイで撮影されていますよ」
ロアーク リバイバルではウエアやギアのほかに、Mr.ROARKを追いかけた旅の物語を1冊の「ZINE」としてまとめ、ウェブで公開しているのも他のブランドにはないユニークな試み。全編日本語に翻訳されているので読み物としても楽しめる。
またスポーツやアート、カルチャーなどを通して、ロアーク リバイバルの世界観を体現する力強い表現者でもあり冒険家でもある「リバイバリスト」たちの存在もおもしろい。彼らのプロフィールや活動はホームページでチェックできる。
「今シーズンはナイフの他にも、ハイカー用のサングラス(グレイシャー グラス)もすごくカッコいいです。余計な光が入り込まないように革パーツで加工がされていたりして。ケースもまた良い感じです。次のシーズンはどこの国に行くのか今から楽しみです」
ロアーク リバイバルのアイコンは、大恐慌時代のホーボー(仕事を探して列車で土地を転々と旅した人たち)が、線路沿いの街の情報を記した記号と言われているホーボーサインの「a safe place to camp」にインスパイアされたもの。旅先の各地にこの記号が広がって欲しいとの願いも込められている。
フルーツをカットしたり、枝を加工したり。すぐにサッと使えるのもポケットナイフの魅力。
THE ROARK REVAIVAL
2011年にカリフォルニア・ラグナビーチで誕生。2015年にはアメリカで権威あるSIMA AWARDSで「breakout brand of the year」を受賞するなど、北米ではすでに高い認知を誇っている。
「Mr.ROARKはバーで喧嘩を繰り広げるような冒険家ですが、半年間メキシコでキャンプを楽しんだかと思うと、今度はフランスで美女とボルドーワインを飲んでいる…。そのようなアドベンチャー精神旺盛で魅力的な人物なのです」。毎シーズン、そんなMr.ROARKを追いかけて世界中のさまざまなところへ出掛け、彼が巻き起こす物語とともにウエアを作るというユニークなスタイルで展開している。
キッチンツールを一層楽しむために。編集部おすすめの書籍
「ナイフ」に焦点を合わせた一冊
ナイフダイジェスト -カスタムナイフを知る- (ホビージャパンMOOK)
人類最古の道具とも言われる「刃物」。
中でもコレクション性も高く、商品としてのバリエーションにも優れた「ナイフ」に焦点を合わせた一冊。
●鹿山利明と東京ナイフ
日本を代表するポケットナイフ作家として知られた鹿山利明が逝去して1年。戦前の東京を発祥とする東京ナイフの技法の最後の伝承者でもある彼の足跡を辿りつつ、その作品を門外不出の仕事場に残された資料とともに紹介。
●Matrix-Aida ナイフコンテスト
若手、新人がナイフを発表する機会の喪失を憂えたナイフショップ、マトリックス・アイダのコンテストをスタートアップからフォロー。受賞作を掲載する。
●KIKU KNIVES × 米スナイパー・ナイフプロジェクト
世界的に高い評価を受けるKIKU KNIVES。その実力LEやミリタリー関係者からも認められる。米軍スナイパーとのコラボで製作したハンティングナイフのできるまでを追う。
●ナイフ作家人名録
●アメリカ・ミッドテック事情
●日本各地のナイフショーの紹介
パッとできて、おいしく、豪華に見える 簡単&満足レシピ45
ダッチオーブン極楽クッキング (OUTDOOR POCKET MANUAL)
・ダッチオーブンについて・ダッチオーブンカタログ・使う前と後のお手入れ
●鉄鍋といえば、豪快な肉料理!
ローストポーク・ラグー・ジンジャーポーク・スペアリブ・ローストビーフなど
●歓声度高し、華やかな魚介料理
エビとセロリのガーリックソテー・蒸しエビときゅうりのディップ・いろいろな貝の蒸し焼き・アクアパッツァ・ブイヤベースなど
●お箸が進む、ヘルシーな野菜料理
・トマトの透明スープ・米ナスのグラタン・ズッキーニのオムレツ・ベジタブルソテー
●ボリュームは主役級!ごはん&パン
●満たされる、あったかデザート
終わりに
男性はキャンプギアの中でもナイフとか鉈とかこだわりのある方が多い気がします。私自身はキャンプで使うならナイフは切れれば良し!でフォルムにこだわったことないなぁ…と夢もロマンもない感じを反省。そして飲んべえではありませんが、フラスクが気になります。持っているだけでカッコいい気がするという所有欲を満たしたいだけですが…。