MUUSEO SQUARE
漁師や海軍に使用されていたコート・ジャケットに用いられ、コートの裏裾に付いている太ももを固定させる調節可能なレッグストラップのこと。元々は海上で強風にあおられた際に、前裾がまくれ上がるのを防ぐ機能を持っていた。現在のコートでの実用的側面はかなり薄いが、当時の名残を残す雰囲気のあるディテールを出すために用いられている。特にトレンチコートやダッフルコートによく見かけるデザインで、取り外しが可能なものもある。
コート解体新書:第二回「ホースライディングコート」雨を攻略せよ
ヴィンテージコートの定番品を例に、コートの源流をたどる連載。第二回は乗馬用に特化したディテールを備えるホースライディングコートを取り上げる。オイルドクロスやマッキントッシュのゴム引き素材で作られたコートは雰囲気がある一方、短所も抱えているようで…。
コート解体新書:最終回「ダッフルコート」老若男女に似合う唯一のコート
ヴィンテージコートの定番品を例に、コートの源流をたどる飯野高広さんの連載。最終回はダッフルコートを取り上げる。防寒作業着として生まれたコートは、時を経てどのように変化してきたのだろう。ダッフルコートと一口にまとめず、それぞれのディテールを細かく見てみよう。
ブルックスブラザーズ
アイビー
プリーツ
ライニング
ラグランスリーブ
ギャバジン
バブアー
足アオリ
一枚袖
コート解体新書:第四回「タイロッケン」トレンチコートの生みの親
ヴィンテージコートの定番品を例に、コートの源流をたどる連載。第四回はトレンチコートのベースとなったタイロッケンを取り上げる。これまで紹介してきたトレンチコートやステンカラーと比べると知名度は無いものの、カジュアルな格好でもスーツ姿でも受け入れてくれる懐の広いコートだ。
コート解体新書:第三回「トレンチコート」いかつさには理由がある
時代が移ろい、その機能が求められなくなったとしても、現在進行形で生産されているコートの中には主要なデザインが開発当時から変わっていないものも多い。時代に流されない普遍性はどこにあるのだろう?ヴィンテージコートの定番品を例に、コートの源流をたどる連載。第三回はトレンチコート。ステンカラーコートと同様に、バーバリーとアクアスキュータムのトレンチコートを比較しながらディテールを紐解いていこう。
ガンジーとアラン、それにフェアアイル。今尚、英国ニットに惹かれる
学生時代から思い入れがあり、今また日常の相棒として頼りになっている英国ニット。しばらくスーツばかりの生活を送っていたが、ここ最近ニットの出番が多くなってきた。外出が減り家で作業することが増えたからか、ジャケットの代わりにカーディガンやニットベストを羽織っている。ジャケットほど肩に力が入らず、かといってスウェットやパーカーほどゆる過ぎず、今の生活にちょうどいい。
王道であり革新的でもある。「ラルフローレン」の奥深さ。
どこの古着屋にも必ず置いてある、Ralph Lauren(ラルフローレン)の古着。今なおアメリカントラディショナルの第一線を走り続けているブランドとして知られているが、一概にラルフローレンと言っても、そこには多種多様なコレクションラインが存在する。そこで、自身のお店でもラルフローレンを豊富に取り扱う古着屋「PEG」のオーナー・冨田広志さんに、各ラインの歴史と古着で探すことの意義を語っていただいた。