MUUSEO SQUARE
Bruno Magli(ブルーノマリ)は、ブルーノ、マリーノ、マリーアのマリ三兄弟が、イタリア・ボローニャで創業したイタリアを代表するレザーブランド。1960年代にパンプスの原型を発明したことでも有名。1936年に小さな地下室で女性用の靴を作成するために始まり、徐々にイタリア全土に広がっていった。1947年には製造施設を設立し、製品ラインアップにメンズシューズを追加した。上質な素材と卓越した職人のハンドメイドの靴は、王室やセレブの顧客も多い。
春夏のスーツやジャケットの楽しみ方。クラシッククロージングを語る【鼎談 前編】
毎年恒例の鼎談企画。今回は、少し暖かい風を感じながら「春夏のクラシッククロージング」をテーマに語っていただきました。集まってもらったのは、過去から現在までのクラシッククロージングを知り尽くす服飾ジャーナリストのおふたり、飯野高広さんと倉野路凡さん、あらゆる素材を愛するミューゼオスクエア編集長の成松です。前編では、3人が春夏に着る実際のコーディネートを紹介してもらいながら、汗ばむ季節もスーツやジャケットを心地よく着られる服地や、原点のファッションに基づく着こなしのマイルールなどを教えてもらいました。
ジャケパンに華を添える春夏のストールやネクタイ、ソックス。倉野路凡の美しい小物たち
会うたびに異なる色柄のストールを巻いていたり、トラウザーズの裾からカラフルなソックスがチラりと見えたり。初対面の人でも、特にファッションの話をしようと思っていない人でも「それ、キレイな色ですね」と自然に言わせてしまう。倉野路凡さんの小物使いは、人の緊張感を解いてパッと明るくしてくれる。長年、服飾ジャーナリストとしてクラシッククロージング業界で活動し、2020年には『The three WELL DRESSERS』を執筆。日本のテーラー界でも名が知られており、倉野さんに取材をしてもらいたいと依頼がくるほどだ。今回は、そんな倉野さんに春夏に使う美しい色柄の小物コレクションを紹介してもらった。ページ後半では、倉野さんのファッションルーツの鍵となるアイテムも登場。いつだったか「もし僕が道端で倒れても、可愛いモノを身につけていれば助けてもらいやすいでしょ?」と笑いながら話されていたのを思い出す……。コレクションを見ると、その冗談も的を得ているような気がしてくる。
春夏の革靴選びは一味違う。クラシッククロージングを語る【鼎談 後編】
春夏のクラシッククロージングについて語る鼎談・後編。集まったのは、過去から現在までのクラシッククロージングを知り尽くす服飾ジャーナリストのおふたり、飯野高広さんと倉野路凡さん、何よりもあらゆる素材を愛するミューゼオスクエア編集長の成松です。前編では、それぞれ春夏に着るコーディネートを紹介してもらいました。後編では、春夏に履く革靴に焦点をあててお話ししてもらいます。3人とも定番や正解といったルールに縛られず、独自の考えを持って靴を選んでいるよう。
ホットドッグ・プレス
フォックスブラザーズ
エドワードグリーン
パラブーツ
レーヨン
内羽根式
ホリゾンタル
木型
バーバリー
【後編】靴好きの3人が思いのままに語る革靴談義。僕らが愛する至極の3足。
靴に興味を持ち始めたきっかけについて語った前編に続き、後編では3名の至極の靴について。更には素材の革へのこだわりにまで話は広がります。革のカラーと種類だけにとどまらず、製造元の指定まで! まさに歩く靴事典!と賞賛したくなる精通っぷり。ではでは、引き続き3名の靴談義に耳を傾けてみましょうか。
対談「僕らが大人になった今、スポーツカードを集める理由」
長嶋茂雄、野茂英雄、デレク・ジーター、マイケル・ジョーダン、ロベルト・バッジョ、イチロー、松井秀喜。スター選手は、いつの時代でも子供たちの憧れである。そんな憧れの選手たちは、スポーツカードとして発売され、それを手にした子供たちの宝物になる。1990年頃から、スポーツカードは大きな進化を遂げ、今では大人も楽しめるコレクションとなっている。そんなスポーツカードの世界を知りたくて、日本最大のスポーツカード専門店「MINT」を訪れた。手のひらサイズの小さなカードに、どうして世界中の大人が夢中になっているのか?その答えを知りたくて、スポーツカードの対談をお願いしたのである。
対談:ビートルズ・レコードを集める楽しさ
おそらく、世界中で最も名前が知られているロックバンド「The Beatles」。1960年にThe Beatlesとして活動をスタートし、1970年の解散までの間に、数多くのレコードを制作。各国ごと、レーベルごとに多種多様なレコードが発売され、同じタイトルのレコードでも、全く異なるレコードジャケットが存在する。そんなビートルズ・レコードを数多く集めているショーン黒田さん、ディスクユニオン新宿店ロックレコードストアの店長である藤村さんに、あらためてビートルズ・レコードの魅力を語ってもらった。
ビスポークテーラー「Sartoria Raffaniello」 ――不撓不屈の職人 ――
インタビュー第5弾は、Sartoria Raffaniello(サルトリア・ラファニエッロ)代表、テーラーの東徳行(ひがし のりゆき)さんを訪ねました。ストラスブルゴの専属テーラーとして、その名を知る読者も多いと思います。是非彼に誂えてもらいたいというファンを世界中に持つ、人気の職人です。そんな氏が遂に独立し、先月10月、大阪・北浜の船場ビルディングにビスポークテーラーをオープンされました。今回のインタビューでは、ストラスブルゴで展開していたレーベル「Sarto Domenica(サルト・ドメニカ)」ではなく、ラファニエッロを屋号にした背景や、職人同士の横の繋がりに触れながらも、人となりを中心にお話を伺いました。芸術大学を卒業し、リングヂャケットに7年間勤め、本場ナポリでの修行を経て、ストラスブルゴの専属テーラー、そして独立へ。いかにも順風満帆に見える、その裏側にもフォーカスし、センスの根源を探っていきたいと思います。私自身の経験や思いと重なり、話に耳を傾けながら涙腺が緩むのは、初めてのことでした。