緯パイル織物とは?
パイル(pile)とは、毛羽や輪(loop)の意味で、パイル織りとは、生地表面の片側または両側にパイル(輪っか)を出した織物のこと。織物の場合は、添毛織り(てんもうおり)とも呼ぶ。
そのパイルを作る糸のことを「パイル糸」と呼び、タテに使うと「経パイル織り」、ヨコに使うと「緯パイル織り」となる。経パイル織りには、ベルベットなど毛足の長いものが多く、逆に緯パイル織りはコーデュロイ(コール天)など毛足の短いものがある。
このような分類の中で、タオル地は経パイル織りの一つで、糸がフランス語の「引っ張られた」(tire)形で織られていることに由来してテリークロス(terry cloth)とも呼ばれる。