モディファイドラストとは?

1884年に設立されたアメリカの老舗革靴ブランド・オールデン(Alden)のデザインの1つ。
アメリカでは土踏まずが高い足の人たち(ハイアーチ)が多く、歩く際にバランスを崩し、時には痙攣を起こす程だったが、このデザインによりハイアーチの人たちを救ったと言われている。特徴としては、土踏まず部分が思いっきり絞ってあり、他の部分は一般的な革靴よりも、ゆとりのある設計になっている。独特な形と履き心地から熱心なファンも多い。

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EDWARD GREEN(エドワードグリーン)、変わらないロジカルなものづくり

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本格革靴の原点。プレーントウの特徴と代表モデル

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「クラシックだから」の一言で片付けたくない。英国ブランドが世界中で愛されるのはなぜか?

ファッションの世界は不思議だ。

いつの時代にも「流行り」が誕生し、人々は最先端のデザインや素材に魅了される。

しかし、流行りを追い続けるとふと「基本(スタンダード)」に戻りたくなる。クラシックウェアと呼ばれる、英国的な紳士の服装。年齢を重ね、仕事の責任が大きくなる、立場的なものが関係しているのかもしれない。

東京の青山に本店を構え、創業から50年以上が経ち、英国ブランドの輸入総代理店を努める渡辺産業が運営する「BRITISH MADE」は、そんな英国のクラシックウェアが集まっているショップだ。

書籍「紳士服を嗜む」を執筆した飯野高広さんをナビゲーターに、BRITISH MADEが発信する「英国プロダクト」の真髄を探った。

いつの時代にも「英国」がクラシックウェアの中心に存在するのには、理由がある。